3月15日、スウェーデンのMalmöホームで女子チャンピオンズリーグ準々決勝第一試合が行われ、アウェーのFrankfurtは1-0で敗北した。
まあ試合が始まる前からそんな感じがしなくもなかった。何せスウェーデンまで行くアウェーゲームである。以前1回戦でもノルウェーのStaebekにやはりアウェーで1-0で負けているし。
しかしMalmö、やはり北欧随一の強豪である。昨日のRossiyankaとは比較にならないほど強かった。強い身体、速いスピードに加えてボール捌きと身体の使い方がうまい。
Frankfrutは前試合と同じくGarefrekes、Marozsan、Huthの3トップの4-3-3で、熊谷選手はボランチ。Malmöは前線からのプレスでパスを封じようとして少し手こずるが、11分SmisekがもちこんでMarozsanのシュート、23分にはDFから右のGarefrekesに縦パスが通って競り合いながらのシュート、をかろうじてGKがCKに逃れる。
しかし26分、スウェーデンチームのお家芸が出る。自陣からのロングボールにGunnarsdottirが抜け出し、BartusiakとParcivalをうまくフットワークでかわしてゴールParcivalももうちょっと身体の使い方と足捌きをうまくしたほうがいい、あまりにも直線的。
そしてMalmöの目立った攻撃がこれ1回きりというのもいかにもスウェーデン。
35分にはHuthがドリブルでもちこんでPKエリア前で倒され、絶好の位置でのFK。Behringerが壁の間を縫って見事なシュートをするがGKファインセーブ。
前半終了1-0
後半になるとMalmö、1トップを残してすべて自陣内。こうなると高さも強さもあって球際もそれなりに強いこの防備を崩すのは至難の技である。
49分、Frankfurtが何回となく波状攻撃を行うもゴールは割れず。53分Huthがドリブルで崩すもCK。
57分Marozsanが近距離から間を縫ってすばらしいシュートを放つも惜しくもクロスバー。63分HuthがPKエリア内で倒される際どいプレーだがファールなし・・・・。
70分Smisekがミドルシュートを放つもGKの正面。
78分HuthがLandstromに交代するも、まだ負傷中だと思われ調子が出ず空気・・・。
81分熊谷選手タイミングピタリのヘッドだったがその前にGKがキャッチ。
残り10分くらいから攻撃に出るのもスウェーデンチームのパターン。だが疲れでストップ。
結局シュートがFrankfurt17本枠内9本、Malmöシュート5本枠内2本という、圧倒的にFrankfurtが攻撃するも、Malmöのパターンにはまり第1試合は敗北し、来週のホームでの第2試合に賭けることとなった。
敗因としてはやはりアウェーということにつきる。あのバルサでさえアウェーで負けるのがサッカー。最小失点で済んだことが幸いとしか言いようがない。やはり後半のMalmöの粘りはホームならではであろう。
加えていうなら攻撃陣の負傷。Bajramaj、Landostrom、Cronogrcevic、Krieger、まあこれだけ負傷者が出るとやはり迫力に欠ける。Garefrekesに当たり負けしない強さは恐れいった。Dietrichマネージャーが飽くなく選手の確保に走る気持ちがわかるような気がする。
守備では、やっぱりカバーリングがないというか、2人ともかわされたのはいただけなかった。Bartusiakもアルガルベカップでは出場が少ししかなかったので本調子ではないのだろう。
熊谷選手は、まさに中盤の要として要所で攻撃の芽を刈り取り、美しい頭脳的な組立、シュートまでを行い、まるで澤選手のよう、というのは褒め過ぎだろうな、しかし見事なサッカーセンスである。最後のクマヘッドはタイミングがドンピシャだっただけに残念だった。
しかしこういう試合ってほんとに疲れるね。わざわざスウェーデンまで応援にいったサポーターはほんとうにご苦労さまだと思います。
やってくることは見えてるだろうに、相手の相撲に100%乗ってやるってのはどうもね、余裕
今日のエンディングはMalmöの奮戦を讃えてスウェーデンのおなじみのグループABBAのヒット曲『Gimme Gimme Gimme』
今週の試合
ブンデスリーガ第15節 3月18日
放送
1. FFC Turbine Potsdam - VfL Wolfsburg
3月18日(日)現地14:00 日本22:00よりLive
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