キプロスカップで優勝したフランスだが、決勝戦までDirect8で放送したわりにはメディアはあまり出てこない。やはりドイツのようにフットボールを議論する風土ということではないのだろう。
もちろんドイツも日本に負けなければアルガルベカップを報道したかも疑わしいのだが。
3月7日付Sports.frでは、フランスのBini監督の言葉として
「いいレッスンだった」
という余裕の発言を紹介している。もっともフランスフットボール協会ニュースの発言では「EUROもワールドカップも事前のトーナメントの結果を反映している」とかなり自信のある発言をしているのだが。
確かにこのカップ戦では危ない展開はほぼなかった。
抜群の足元テクニックで相手をいなしてパス、一撃の力は弱いが、左右に振り回して相手の隙をつく。今までの欧米になかったタイプだ。メンバーも欧州チャンピオンのLyonが中心。同じパスサッカーといっても日本のプレッシングサッカーとはずいぶん趣きを異にしている。
オリンピックのグループでは、フランスかスウェーデンのどちらかが日本と同じグループに入るようだ。対戦すれば間違いなく激しい中盤の争いになるだろう。
一方、準優勝のカナダには結構な報道が出されている。それだけ関心が高いのだろう。
3月6日付 680NEWSでは、「あらら?フランスの手にかかってカナダはもっと失望」というちょっと皮肉っぽいタイトル
しかしカナダのHardman監督は、
「このギャップは埋まらないものではないし、3ヶ月後には十分仕上がってるよ」
とポジティブに述べている。
またキプロスカップで3位になったイングランドは、3月7日付Tribalfootballで、Powell監督が、この結果についてかなり失望していると認めつつも
「チームにとってよい経験になった。すべてのプレーヤーを観るよい機会となった」
と述べている。
オリンピックに出る4協会ともに2つのカップ戦に出場しているが、これから合同のTeamGBに移るつもりだろうか。しかしEURO2013予選では別々に戦っている。果たしてどうなるだろうか?
日本はドイツ戦の健闘が評価されているようだ。やはりアメリカに勝ったのが大きいのかもしれない。だがもうちょっと辛口があってもいい。
セルジオ越後さんみたいな人いないかなあ
今日のエンディングはキプロス島と同じく地中海に浮かぶ島シチリア島の優雅な舞踊音楽を使った、フォーレの『ぺリアスとメリザンドよりシチリアーナ』
シチリア島の風景と合わせてお聴きください
今週の試合
ブンデスリーガ第14節
今週の放送
Bayer 04 LeverkusenーFCR 2001 Duisburg(安藤選手所属)
3月11日(日)現地11時 日本19時 Live
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