米女子サッカーリーグ 今期開催を中止 | 1.FFC Frankfurtと世界の女子サッカー

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このブログは日本女子代表熊谷 紗希選手
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圧倒的強さでオリンピック予選を優勝したUSA女子サッカー代表は意気揚々とバンクーバーから帰ってきた。

ところがそこに待っていたのは、あまりにも酷い仕打ちだった。


予選優勝の次の日、各メディアは、米女子プロサッカーリーグ(WPS)が2012年度の開催は行わないとの報道を行なった。

その主な理由というのは、これまでお伝えしているMagic Jack問題である。つい先日、同クラブオーナーDan Borislow氏とWPSとの和解が報道されたグッド!ばかりだが、結局WPSは同氏と争うようで、そのために2012年度のリーグ開催を行わないという決定をしたとのことだ。

このニュースは日本でも日本経済新聞が報道グッド!している。


がんばれ 1.FFC Frankfurt-WPS中止

©IMSSoccer

1月30日付goal.comによれば、この決定に際して、WPSのCEO、Jennifer O'Sullivan女史は、


「2012年シーズン中止を決定することは困難なことであり痛ましいことでした。しかし、リーグの長期的ゴールを達成するに必要なサポートを準備するために、私たちのしっかりとしたビジネスと、現在の問題を処理するために時間を取ることは必要なことです」

「選手とサポーター達に配慮しながら、我々は2013年の試合開催を救い、世界最高の女子サッカーリーグとして再確立するために必要なハードワークに専念します


と述べている。


この時期のこの決定は当然のことながら大変な反響を呼んでいる。


がんばれ 1.FFC Frankfurt-WPS CEO

WPS Jennifer O'SullivanCEO ©WPS

1月30日のWashigton Postでは

WPSのシャットダウンはアメリカ女子サッカーの努力の終わりを示すかもしれない(WPS shutdown might mark the end of U.S. women’s pro soccer efforts)」というタイトル

1月30日のESPNradioでは

WPSの最期を見たとがあるか?(Have you seen the END of WPS)」


というタイトルで、WPSの今後に疑問を投げかけた。


各クラブについてもチャンピオンであるWNYFlashのヘッドコーチのAaran Linesが

「本当に失望している。試合できないなんて」と述べる(wgrz)など、関係者やファンの不安が出ている。


SkyBlueFCではオーナーのHofstetter氏がOpen Letterを出し、

たいへん遺憾なことだ」と選手やファンに詫びた。


昨年ワールドカップから、Wambachさんが女子アスリートオブザイヤーに選出され、ファンも増え、オリンピック予選も順調なのに、リーグの側はそれに逆行することをやっている。すでにこの問題は法廷に出ており、シーズンを中止するということは1年間争うつもりなのだろうかはてなマーク


男子の歴史では、2006年ドイツワールドカップでイタリアが優勝したにもかかわらず、カルチョスキャンダルでリーグが混乱、低迷したという実例がある。


ここまで成果を出した選手のことを思えば、今回の事態は残念極まりない。




今日のエンディングは、Green Dayの『American Idiot』(アメリカのバカヤロー)
2004年イラク戦争時に発売されて全米、全英一位を獲得
歌詞和訳グッド!



リーグないんなら 1年間みんな日本に来れば?



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