NLP(神経言語プログラミング)との出会いと実践1 | 立命館大学ビジネススクール教授 高橋慶治のブログ

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立命館大学ビジネススクール教授、合同会社人間開発研究所代表社員、元臨床心理士、元JOC強化スタッフ(メンタルトレーニング、コーチング)の高橋慶治が、マインドフルネス、メンタルタフネス、ストレスマネジメント、コミュニケーション&人間関係など色々書いています。

先日、「先生はNLPの先駆者なのに、ブログでNLPにつて書かれていないのはどうしてですか?」とある方質問されました。

 

この十数年ほどNLPはブームで、多くの人がHPやブログでNLPについて書いているので「まあ、私はいいかな」位の気持ちでいたのが理由ですかね。

 

今は夏休みで、色々考える時間もあったのでNLPとの出会いや実際について書いてみます。

 

最初にNLPを知ったのは、今から35年前の21才の大学生の時(1984年)です。その時は瞑想も実践していましたし、自己催眠、自律訓練法なども学んでいて、大学の卒論テーマも瞑想の心理生理学的研究でした。

 

そんな時に書店で一冊の本が眼にとまり購入しました。それが日本で初めてのNLPの翻訳書「瞑想誘導」だたのです。

 

 

内容は、それまで催眠の勉強はしていましたが、初めて目にする人を瞑想に誘導する、即ち「トランス」への誘導の斬新な方法でした。

当時まだ誰も知らないNLPの技術、ミルトンモデルが実践的に紹介さていました。

 

さっそく仲間内の勉強会でその瞑想誘導を試してみると、非常に効果的で、「これは使える!」と実感しました。

 

そして、翌年の1985年に「層コミュニケーションの技術」という本が出版され、そこにもNLPやエリクソン催眠的な方法が書いてあり、NLPにさらなる興味を寄せました。

 

 

そして「深層コミュニケーションの技術」の著者がヒューマングロースセンターとあり、そこに問い合わせをして代表の吉本武史先生とお話をしてNLPやエリクソン催眠などが学べる「現代催眠コース」を受講することにしました。

 

もう昔過ぎて費用や日数も覚えていませんが、10回くらい通ったような気がします。したがってNLP(の一部だけだが)を最初に学んだのは吉本武史先生でした。

 

そして、24才になった1986年に柴田クリニックの心理士として働くようになり、クリニックの柴田出院長がエリクソンと親しく文通をしていたと知り、NLPの創始者のリチャード・バンドラーも知っていとのことで何だか縁みたいなものも感じたりしました。

 

しかし、柴田クリニックでは独自のイメージ分析療法という心理療法をメインで使っていたので、NLP的なテクニックは使わずに忘れてしまっていました。

 

(続く)