佐田啓二 ブログ

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Nicholas Nixon-Brown Sisters




 




サンディエゴの写真美術館MOPAで見て以来、


なんか気になる。。もう一度見たい。。。




 




という事で写真集購入。




やっぱり、素晴らしい。




 




4姉妹の、33年間の軌跡。




 




それは、確実に死に向ってゆくこと。




とても重々しく悲しいのですが、




同時に美しい。




 




「失われつつある愛おしいもの」を




定着するという、写真というメディアの




初期衝動、




 




逆にあらゆる被写体に「郷愁」という




衣を不可避に着せてしまう写真の力




 




そんなようなものが色濃く立ち込める、




素晴らしい連作だと思います。




 




佐田




 







松竹戦後の三羽烏のブログ




 




 




ピントがずれている。




いや、わざとずらしている?




 




本当はそのどちらでもない。




 




ピントは、空気中のどこかに必ず合っている。




そこにたまたま、被写体が無い。




あるいは、空気以外の被写体が無い。




 




常に「何か」を捕らえようとする我々の「視線」。




「何か」とは何か。




物、人、風景、情報、、、。




 




それは「意味」である。




我々の「視線」は常に、世界の「意味」を求め、




世界を「意味」に閉じ込めてしまいたいと願う。




 




Uta Barthの写真は、




そんな閉鎖的な「視線」の行く先をずらし、




「意味」と「意味」のはざまへと導いてゆく。




 




物と物、全景と後景、内と外。




 




そののはざまで、




つかの間の自由を勝ち取った「視線」がそこに見るのは、




光の戯れ、




その官能そのものである。




 




「見る」という行為が、




こんなにも官能的でありうるのかと、




彼女の写真は気が付かせてくれる。