今日、子供たちがとても信頼していて大好きなコーチがクラブを辞めていきました。
今の少年サッカーに必要なもの、そのための練習方法、まだ若いコーチでしたがほんとうに選手一人一人をしっかり見てくれて、最高のコーチでした。

うちの子供たちは今四年生の双子、一年生から今のクラブに入っていますが、最初はほとんど練習に参加してませんでした。
雨が降ればお休み…片方熱出したら二人ともお休み…平日はもちろんお休み…もうハメハメハ大王です汗
それが、二年生の大きな試合のあと、よっぽどくやしかったのか自ら進んでサッカーに行くようになりました。
3年生の後半からは、週に六日間サッカーに行ってました。

そんな中、今回辞めてしまったコーチが担当になりました。
毎日サッカーが楽しくて仕方ないようで、サッカーに対する考え方もこの頃から変わってきた気がします。
将来の夢は、海外でプレー、日本代表。
そんなことを真剣に思うようになったようです。
常に個を高める指導。
試合の勝ち負けはどちらでもいい。全員が個を強くすればいずれ勝てる、と。
見ていて退屈なサッカーはするな。小学生はドリブルで勝負しろ。
逃げのパスなんかするな。
ポン蹴りサッカーなんかするな。
今じゃない、高校で通用する技術を磨け。
そういうコーチでした。
でも、そういうコーチは叩かれてしまうものです。
なぜ勝てない?と責められ、勝つサッカーをしろと言われ、そんな子供たちの将来のないサッカーは教えられない、とそのコーチは辞めていきました。

なぜ大人が勝ちたがるんでしょう?
子供たちが自分で勝ちたいと思わなければ意味がないのに。
誰のためのサッカー?
勝ちたい大人のため?
試合中、コーチに怒鳴られあっちへ出せ、そこじゃない、などと言われて子供たちは将来自分のサッカーが出来るんだろうか…
子供が自分で考え、自分で駆け引きしながら、失敗して、また自分で考えて、それで初めて自分のサッカーが出来るんじゃないだろうか…。

いるんですよ、怒鳴るしか脳のない、自分のサッカーの型に子供をはめようとするコーチ。
伸びてる子を見抜けない、固定したレギュラーしか見ようとしないコーチ。
そして、そんなバカコーチほど指導者を辞めない…
ほんとに、いいコーチを失いました。
でも、いいコーチですが…子供は振り回されただけですよね…
大人の事情なんて、子供には関係ないのだから…。