　先日は、私が若い頃、「あんな風になりたくないな。」と感じた顧問、相談役etc.といった如何にもセカンドキャリアをうかがわせる微妙なポストでサラリーマン人生を終えていく人が多いことを書きましたが、現役時代、「いいなあ。」と感じた生き方もあるので、４つ記録しておきます。

【自然豊かな場所に移住してアウトドアライフを満喫】

　官庁勤めの建築技師で、行きつけの喫茶店の常連でした。渓流釣りを中心に、アウトドア活動が大好きな方でしたが、五十路になって身体が元気なうちにアウトドアライフを楽しみ尽くしたいということで、早期退職して、自然豊かな場所に移住しました。

＜移住先のイメージ＞

【不登校・発達障害のサポートを天職にする】

　大学時代の先輩で、娘さん二人が不登校になったことがきっかけで、不登校・発達障害の当事者と保護者のサポート活動を天職とした方がいます。現在は、出身地の函館市で、「不登校と発達障害を考える保護者会函館アカシヤ」の活動に専念しています。

不登校と発達障害を考える保護者会函館アカシヤ不登校や発達障害「ひきこもり」について悩みを語り合い、意見交流や情報交換のできる場

akashiyakai.starfree.jp

＜著書＞

【田舎でコミュニティカフェを経営する】

　JR余市駅のそばに、地域の人たちの交流の場となるコミュニティカフェ「余市テラス」があります。この店のマスターは、元高校教師で、定年退職後の生き方としてこの店を開きました。自然食品の販売を行い、音楽イベントを開催するなど地域の人たちの交流の場になっていました。前立腺癌のため、この店をオープンしてから５年ほどで亡くなられましたが、黙々とコーヒーを淹れていた姿が懐かしいです。

＜コミュニティカフェ「余市テラス」＞

【余市エコビレッジでワインブドウの栽培に挑戦】

　余市エコビレッジには、ワインブドウの畑（ヴィンヤード）があって、会員たちが協力して農作業を行っています。その農作業を行うグループを「ヴィンヤードクラブ」と呼んでいます。リーダーは養護学校の教諭でしたが、この春早期退職してワインブドウの栽培に専念しています。ワインブドウの栽培が軌道に乗ったら、ワインの醸造免許を取得して本格的なワイン生産に乗り出す計画もあります。

　この方の人脈で、余市エコビレッジには、養護学校の先生たちが大勢出入りするようになりました。最近、教育現場を取り巻く環境が厳しくて、教員の方々も萎縮しているかと思いきや、こういう先生なら信頼できるなと思える方ばかりで、まだまだ捨てたものではないと感じています。

＜余市エコビレッジのワインブドウ畑＞

【人生余熱あり】現役時代、「いいなあ。」と感じた生き方