ホルムズ海峡が封鎖状態となり、原油価格の高騰がはじまったことから、3月11日には、国際エネルギー機関(IEA)加盟国が4億バレルの戦略石油備蓄放出で合意しました。

 

 しかしながら、12日にはイランによる機雷設置、石油タンカーへの攻撃が報道されたことから、原油価格が再び高騰し、3月12日からは、北海道内でもガソリンが25円超値上がりしています。

 

【ENEOS北10条SS 2026年3月12日】

 

 ホルムズ海峡が封鎖されるとどうなるのか?通産官僚出身の小説家 堺屋太一氏が1978年に発表してベストセラーになった作品が「油断!」です。

 

【油断!】

 

 この作品では、イスラエルのレバノン空爆にはじまり、アラブ諸国を巻き込んだ中東大戦争が勃発。ホルムズ海峡の南、オマーン半島側から海峡封鎖がはじまります。

 

【オマーン半島とホルムズ海峡】

 

 12月31日から翌年6月29日まで、198日間の封鎖で、石油を断たれた日本経済は次のような壊滅的打撃を受けることが想定されています。

 

【ホルムズ海峡封鎖の影響】

1 生活必需品の買いだめ、銀行の取り付け騒ぎ、証券会社の経営破綻

2 人命の損失 凍死、餓死、暴動に巻き込まれて事故死

3 農薬不足による大凶作

4 経済復興の遅れ

 ① 外貨不足による工業原材料の入手困難

 ② 産業組織の崩壊(膨大な財政赤字によりインフレが生じるため)

 

 さし当たってできそうなことは、生活必需品の買いだめくらいなものですが、私の場合は、防災用の備蓄品があるので、慌てて買いだめしようとは思いません。