こんにちは。土井啓史です。
僕は大学卒業後、NECで7年間、営業職として現場を経験したのちに独立し、これまで複数の事業を立ち上げてきました。
現在は、転職支援とITスクールを運営する株式会社Career Art(キャリア・アート)、そして訪問看護事業を営む株式会社グリーンメディカルの代表を務めています。
最近、AIに関するニュースを目にしない日はほとんどなくなりました。
「AIによって仕事がなくなる」「これからはAIを使える人材が必要になる」といった話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
僕が経済やビジネスのニュースを見るときに意識しているのは、
「何が伸びているのか」だけではなく、「それが伸びることで、次に何が必要になるのか」を考えることです。
今回はAIを例に、これからの仕事やキャリアについて考えてみたいと思います。
AIブームの裏側で、何が起きているのか
生成AIというと、ChatGPTをはじめとするサービスや、新しいアプリなどに目が向きがちです。
しかし、AIを動かすためには、大量のデータを処理するデータセンターが必要です。
さらに、データセンターを動かすための電力、設備を冷却する仕組み、通信インフラなども欠かせません。
国際エネルギー機関(IEA)は、世界のデータセンターによる電力消費量が、2030年までにほぼ倍増すると予測しています。
日本でも、資源エネルギー庁が、AIなどのデジタル技術の普及やデータセンター、半導体工場の新増設などに伴い、今後の電力需要が増加する可能性を指摘しています。
つまり、AIが成長することで新たに必要になるのは、AIサービスだけではありません。
電力、冷却設備、通信など、その成長を支えるさまざまな場所にも新しい需要が生まれます。
「伸びているもの」ではなく、その次を見る
AIが伸びていると聞いて、「これからはAIだ」「AIを勉強しなければいけない」と考えること自体は、間違っていません。
ただ、そこで思考を止めるのではなく、「AIがこれだけ普及したら、次に何が必要になるのだろう」と考えてみる。
一つの産業が伸びれば、そこには新しい課題や需要が生まれます。そして、その需要によって別の産業や仕事も動き始めます。
これはAIに限った話ではありません。
経済やビジネスを見るときに、「今、何が伸びているのか」だけでなく、「その次に何が必要になるのか」まで考える。
僕は、この視点がこれからますます重要になると思っています。
Career Artで考える、これから求められる人材
キャリアについても同じです。
僕はCareer Artで転職支援や人材事業に携わっていますが、「今人気の仕事は何か」「これから伸びる業界はどこか」という情報だけで、自分のキャリアを決めるのは少し危険だと思っています。
今人気の仕事が、5年後、10年後も同じように評価されているとは限らないからです。
だからこそ、「企業や社会は、これから何に困るのだろう」と考えてみる。
AIが普及すれば、AIを開発する人だけでなく、企業への導入を考える人、顧客へ提案する人、それを支える設備やインフラに携わる人など、さまざまな役割が必要になります。
キャリアについても、「これから企業が抱える課題に対して、自分は何を提供できるのか」と考えることで、これから身につけるべき経験や能力も見えてくるのではないでしょうか。
節約だけでは解決できない「収入」の問題
将来のお金に不安を感じると、まず節約や貯金を考える人も多いと思います。
もちろん、無駄な支出を見直すことは大切です。
ただ、支出を減らせる金額には限界があります。
だからこそ、「今月いくら節約できるか」だけではなく、「5年後、10年後の自分はいくら稼げる人材になっているのか」
という視点も持ってほしいと思っています。
その方法は転職だけではありません。
今の会社で新しい仕事に挑戦する。専門性を高める。マネジメントを経験する。新しいスキルを学ぶ。
そして、必要であれば転職する。
「給料が上がらない」「物価が高い」と環境だけを見るのではなく、自分自身の選択肢をどう増やしていくのか。
これも、将来への不安に向き合う一つの方法だと思います。
まとめ
AI、物価上昇、景気、会社の業績。
僕たち個人ではコントロールできないことはたくさんあります。
未来を正確に予測することもできません。
だからこそ僕が大切だと思うのは、「何が伸びているのか」だけではなく、「その変化によって、次に何が必要になるのか」を考えることです。
これはキャリアについても同じです。
5年後、10年後に、社会や企業からどんな力が必要とされるのか。
そのとき、自分はどんな価値を提供できる人でありたいのか。
将来への不安を、不安のままで終わらせるのではなく、これからの自分の働き方を考えるきっかけに変えてみてはいかがでしょうか。
◆土井啓史の実績・プロフィール
1979年神奈川県横浜市生まれ。
幼少期を米国で過ごしたのち、慶応義塾志木高等学校、慶応義塾大学総合政策学部(組織論と戦略人事を専攻)を卒業。2003年にNECに入社。
営業職で経験と実績を積み上げ、29才で独立起業。
流通、小売、メディア、ITサービス、不動産、人材などのベンチャーで経営企画に参画した実績をもち、2019年より転職エージェントである株式会社Career Artを創業、同社代表取締役に就任。2025年より訪問看護事業をおこなう株式会社グリーンメディカルを創業し、同社代表取締役に就任。
<株式会社Career Art>
https://career-art.co.jp/
<株式会社グリーンメディカル>
https://aoba-houmonnkango.jp/
<wantedlyインタビュー記事>
https://www.wantedly.com/id/keiji_doi_career_art
<連載コラム>
・20代からの仕事術
https://note.com/kay88/m/m771259df2325
・チームの力を最大化する組織論
https://note.com/kay88/m/md55d6c5bd88a
・経済考察
https://ameblo.jp/keijidoidoi/theme-10108304694.html
<プライベートについて発信>
・Instagram
https://www.instagram.com/kay.g88
・TikTok
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