【3月26日 こいぞら。】

恋空。。。

やっと全部読む事が出来ました。

途中、何度も何度も泣いた。

涙が止まらなかった。

だって、余りにも自分と重なる部分が多いから。

ヒロや美嘉、そして優が考えてる事が、

過去の、そして今の俺と似ている。

確かに全てが一緒な訳ではない。

だけど、似ている部分が多すぎるの。


好きな人だから一緒にいたい。

どんな辛い事や、悲しい事があってもずっとずっと。


大好きな人だからこそ、幸せになってもらいたい。

世界一の幸せ者になってもらいたい。

例え、自分ではなく他の誰かとだったとしても。

自分よりも、もっともっと幸せにしてくれる子はいるから。


辛いかもしれないけど、それが現実。

俺には出来なかったから。

お前を幸せにする事は出来なかったから。



昔。。。

こんな事を話したよね。

もし、2人の子供が産まれるとき。

子供か母体のどちらかを選択しなければならなくなったら。。。

俺は迷わずこう言った。

そんなのお前を取るに決まってんじゃん。

言い方は悪いけど、子供はまた作れるし、なんとでもなる。

俺は養子だって里親だって構わない。

だって、それでも立派な2人の子供だから。

でも、俺にはお前しかいない。

お前がいない人生なんてつまらない。

寂しくて生きて行けない。


だけど、お前はこう言ったよね。

私は子供を取るって。。。


どちらが正しいのかは分からない。

逆の立場だったら俺もそうしてると思うし。

それでも、やっぱり俺はお前を取ってしまうと思う。

俺は2人の子供よりも、お前が一番大切だし、大好きだったから。



だけどね。。。

俺は歩き始めたよ。

ここまで来るのに時間はかかったけどさ。

俺にとって、あの日言われたあの言葉。


『あと一週間早ければ・・・。』


たぶん。

いや、絶対忘れる事はないと思う。

忘れる事なんて出来ないと思う。


たった一週間。

たった7日間。

たった168時間。

悔やんでも悔やみきれない。

でも、今は後悔してないよ。

あの一週間があったから、今の自分がいる。

あの一週間があったから、たくさんの人と出逢えた。

だから、後悔なんてしないよ。




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恋空 ~切ナイ恋物語~

          下巻より抜粋


もういなくなる俺に

こんな事を言う資格はないのかもしれない。

でも俺は言いたい。

愛している。美嘉の事を、愛している。

“君は幸せでしたか?”と聞かれたら、

俺はあの頃と変わらずこう答えるだろう。

“とても幸せでした”と。

そして“今も幸せだ”と答える。

おまえに会えた事が、俺にとっては大きな幸せだった。

それは二度と変わらない。

たとえ俺がいなくなっても、俺は自信を持って幸せだと言える。

とても幸せだったと。そして今も幸せだと。

…美嘉は幸せでしたか?



美嘉は幸せでした。

あなたに会えて幸せでした。

あなたに愛されて幸せでした。

あなたを愛して幸せでした。

そして今も幸せです

とてもとても幸せなのです。


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