2022年6月16日 木曜日 手術後一か月経過
久しぶりの大学病院である。馴染みとなったコーヒー店で、検査までの時間待ち。
最近、頭痛はまったくない。鼻の痛みも、尻の痛みもほとんどない。仕事に復帰した後、問題なく業務に取り組んでいる。
最近、気づいたことがある。
それは手の指の爪のことで、これが手術後に良い方向に変化しているのである。
私の爪は、手術前には、ぼろぼろの状態だった。具体的には爪の表面がデコボコで、左右それぞれ5本の指の爪すべてがそうだった。
親指が一番ひどく、左右の親指の爪は縦横にひび割れて裂けていた。これはもう10年くらい続く症状で、皮膚科を受診したが原因は不明だったのだ。
その爪の状態が手術後に改善しているのである。よく見ると薄くまだデコボコがあるのだが、ひび割れはまったくなくなった。新たに生えてくる爪だけではなく、指を覆っている爪全体の状態が良くなっているのである。
時計を見ると予約時間になっている。CTの検査室へ向かい検査装置へ。今日は造影剤なしの検査なので気持ちが楽だ。
そのあと脳外科で主治医の診察。CTの画像から、髄膜を切り取り筋膜でふさいでいた部分が、厚くなってきていて、治癒が進んでいることが見てとれるという。また脳脊髄液漏はないとの所見である。
医師に、これからの生活の注意点を聞く。軽い運動は構わない。一方、強い負荷がかかる筋トレなどの運動は、半年くらい避けた方がいいとのことだ。頭の傷の髪が生えてないところは、そのうち生えてくるという。
それから例の爪の話もしてみた。医師は、聞いたことがない話だという。だが、私には、この爪と病気との関係があるように思えてならないのである。
次回は造影剤を使ったMRIの予定。そこで問題がなければ、その次の診察は1年後になるとのこと。
もう少しだ。
耳鼻科での診察。鼻の清掃。長さ3センチ、太さ1センチくらいの大きなカサブタが取れた。こんなカサブタが、鼻のどこに入っていたのだろうか。
医師に、匂いの治療に使う薬の処方を相談する。だが、これはステロイドの点鼻薬であるため医師に細かいスパンで見てもらう必要があるとのことだ。そのため、あらためて地元の耳鼻科に相談することになった。
この大学病院での次回の受診は、脳外科、耳鼻科とも約3カ月後の9月22日である。
先に述べた爪の話と同じように、手術前の症状で気になったものを書いておく。これも私の病気との関係があるのかは分からない。だが普通ではない症状なので、ここに書いておく意味があると思う。どちらも目に関すものである。
ひとつは目に黄色いマーカのような線があらわれる、という症状だ。これは仕事で相当疲れたときに起きていた。例えば、仕事でパソコンと格闘していて、終電が気になる時刻になると、文書に勝手にマーカが引かれて見えるのだ。このマーカは目を閉じても消えない。そうなると、パソコンを閉じて素直に帰宅をしていた。
また、もうひとつの症状は、じっと目を凝らして物を見ると、時々、物が大きくなったり、小さくなったりして見えるという症状だ。これは疲れたときではなく、激しい運動をしたときなどに現れていた。例えば、下手なテニスで体を振り回すとか、サウナに長く入った後などに出ていた。鼓動と同じタイミングで物がドキドキと動いて見えるのである。
繰り返しになるが、これらの症状は私の病気と関係がるのかは不明だ。
だが、体に異変があれば、それはなにかの病気の症状かもしれないのだ。