前回タイトルバックのお話をしましたが、007シリーズや「シャレード」等を手がけたタイトルデザイナーがモーリス・ビンダーです。
007シリーズは「ドクターNO」から「消されたライセンス」まで14作品を手がけています。
ガンバレルシークエンスと呼ばれる映像が有名でボンドが銃を撃つと上方から血が流れます。
ライフルの刻まれたガンバレル(銃身)から写した映像になっているためこう呼ばれています。
007のタイトルバックは今でもモーリス・ビンダー風の映像を継承しています。
モーリス・ビンダーはこの他にも「太陽がいっぱい」、「アラベスク」、「バーバレラ」等魅力的な作品を手がけています。
モーリス・ビンダーは斬新なタイトルバックを製作することにより映画の価値を高めたといえます。
先日紹介したポスターデザイナーも含めて、アカデミーには該当しない多くの裏方たちが沢山の映画を支えてきたんですね。