フランス映画「エール!」で蘇るミシェル・サルドゥの名曲 | 市川名画座 娯楽的映画生活

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「エール!」は2015年に日本で公開されたフランス映画です。

同年のフランス映画祭で観客賞を受賞しました。

フランスの片田舎で暮らす女子高生のポーラの家族は畜産業を営んでいます。

ポーラの家族は両親、弟共に聾唖者でポーラだけが健常者で彼女がいることで世間との繋がりが出来ています。

しかしポーラの家族はみんな明るく耳が聞こえないことは個性だと前向きに生活しています。

ある日部活で選んだコーラス部の顧問がポーラの歌の才能を発見し、パリの音楽院に入学することを勧めます。

彼女は聾唖者の家族を残してパリへ行くことを悩みます。

果たして彼女は家族の理解を得てパリに行くことができるのでしょうか。

フランス映画特有の暗さをなくし笑いの中にも最後は泣かせる心地よい作品です。

合唱曲として全編ミシェル・サルドゥの楽曲が使用され効果をあげています。

ミシェル・サルドゥは日本ではあまり知られていませんが、70年代を代表するシャンソン歌手で「恋の病い」「青春の翼」等が日本でもリリースされています。

ミシェル・サルドゥの曲にこの映画で出会えるとは夢にも思いませんでした。

歌も映画も旅をします。

旅する映画、歌に改めて感謝します。