以前ブレーキ液漏れで、仮に付けてるワイヤー引きのディスクキャリパー。
とりあえず及第点の効きにはしてあるが、流石に1500mもダウンヒルすると握りが甘くなってくる。前のが旧式とはいえXTRのオイルディスクだったので尚更だ。

そこで新たにブレーキをポチっとな。

早速取り付け作業にかかるが、ん?しかしなんかおかしいぞ?

キャリパーにホースを接続する付属のバンジョーボルトでは、物理的に長すぎて接続不可能な事は誰の目にも明らかだ。

よく調べたらそのボルト、接続位置が外側にある前のモデル用みたいだ。

この8100/7100シリーズは接続位置が引っかけ破損リスクからか内側に変更されていて、接続には短いタイプのボルトが必要なのだが、そのバンジョーボルトがどうも別売の場合があるとか?

本体とパッケージだけ変わって、付属品は旧製品がまだ余ってるので使えるもんだけ使って、いるもんは別売で買ってねって方針なのかな?ある時を境に付属とか?

日本メーカーらしからぬ不親切さは、流石本番ヨーロッパで鍛えられた堺商人。

そんなの自転車ショップならともかくDIYレベルではわからんし。

まあDIY車両整備は作業自体単純で割合簡単なのだが、部品の規格適合照会が一番大変な仕事なんですわ。まあよくある事ですので問題なし。

 
それに安いもんやし今はネットで注文しすぐ届く時代。
昨日の今日でボルトが届きましたので作業再開。

さすがはアマゾンライダーここにあり。
ア〜マ〜ゾ〜ン ゾ〜ンゾ〜ンゾ〜ン。

無事キャリパーにホースが付きましたので、仮装着してホースの長さを図りカットします。切れ味の良いカッターなら問題なく切れますが、断面をまっすぐにして穴もキリでお掃除を。

そしたら付属の黄色い樹脂工具でホースを挟んでコネクターインサートをホースに叩き込みます。最初ホビーバイスで挟んでハンマーで叩いてたのですが、ホビーバイスではパワー不足で叩くと動いてしまい半分位しか入りません。そこでプライヤーで挟んで台に当てて、衝撃時プライヤーを強く握るを繰り返しようやく最後まで入りました。

そしたらゴムカバー、コネクティングボルト、オリーブ(グリス塗る)を通して、レバーのシール部を剥がして、ホースを突っ込みながらスパナで締め込んでいき接続完了。

ブリーディングも注射器と漏斗でとっても楽になりました。

工程的には、

ピストン押さえは付属の?黄色い樹脂をかますか、私は付属品が無かったのでパッドとローターセットの本番装着(後者の場合オイル付着に注意、まあ付着の場合パーツクリーナーで洗うだけ)→レバーを水平にして漏斗を装着→注射器にミネラルオイルを入れてキャリパーニップルにホースを装着→ニップルを緩めてお注射→漏斗からミネラルオイルが溢れる→空気が出なくなるまで押し込む→コンコン軽く叩いて空気を追い出す→気泡が出なくなったらレバーを手応えが出るまで繰返し握る→最後の仕上げはキャリパーニップルに廃油ボトルを装着しレバーを握る→握ったままニップルを緩めてオイルと気泡を追い出す→これを数回繰り返す(自動車のブレーキエア抜きと同じこの方法が一番確実なのだが、漏斗にオイルが少ないと空気吸うので注意)→ニップルを締めて廃油ボトルを外す→漏斗に栓をして外す→オイルが溢れさせながら蓋を閉める、以上が工程。あとはキャリパー位置と引きしろ調整して完成。

 

シマノもある時から(マグラに似てから)良く効くようになりました。

パッドはレジンから冷却フィン付きのメタルタイプに交換。

しかし純正フィン付きパッドって小さいのに高いねえ〜。

自動車(デリカ)に装着した日立製パッド(モノタロウ)より高いがな。

しかし早く走りたいねえ〜。