世の中リバイバルブーム。
特に今、経済を引っ張るのが、バブル期に青春時代を過ごし、あらゆる娯楽を楽しんだ世代。
 
子育てひと段落、定年退職手前の割合余裕のある年代で、この世代は趣味に対して財布の紐が緩いのが特徴。また年金暮らしの団塊世代よりも、購買力が高く、今やこの世代を取り込もうと躍起になる企業は多い。80年代のバイクブームを謳歌したリターンライダーもまた然り。
 
当然映画もその流れである。
その中で、ガンダムククルスドアンの島、トップガンマーヴェリック、シンウルトラマンはその筆頭リバイバル三部作とも言える。
 
そして、わたしもついに3作目のシンウルトラマンで完結。
見た感じは、まあ初代ウルトラマンを良く知るマニアには、どこか懐かしいシーンを彷彿とさせ、楽しめるという感じ。
 
我々世代男子はウルトラマンカードや怪獣消しゴムなどが流行ったどんズバ世代。厳密には初代というよりウルトラセブンと同年。
しかし娯楽の少ない時代、何度も再放送があり、当時小学校男子の話題とい言えば、怪獣図鑑を片手に怪獣が、ウルトラマン何々がどうしたこうした、と当時マニアックなネタ交換をして楽しんだものだ。
 
ある意味この世代の男子は、ほとんどが専門家オタク並みの知識をもっていると言っても過言ではない。そんなオタク達が作ったのがこの映画、当然マニアが見て面白いはずだ。
 
しかし映画館にはちびっこからお年寄りまでさまざま。一番楽しんだのは我々アラ還世代の男子だが、ちびっこには少し難しい内容で、見るのに飽きて、帰る~、とダダ星人状態の子も。また女性も結構多く、彼女達からは、何かよくわからなかった、という声も耳にした。
 
女子の場合、世代が同じでも、うちの姉を見ている限り、当時ウルトラマンなど見てなかったように記憶している。付き合いで(テレビ争奪戦に負けて)何話か見たとしても、そこまで掘り下げて見る事はなかったと思うし。
話題先行で大人気ではあるが誰もが楽しめる映画ではないという事だ。
 
あとメカマニア目線から言わせてもらうと、特殊車両や攻撃機のビートル、潜航艇、またスーパーガンやスパイダーショット、マルス133など、特殊な武器装備など登場せず、少し残念だった。
 
まあシンウルトラマンでは実働部隊ではない設定なので仕方ないが。その分自衛隊の現行装備は登場していた。それにサンダーバードのプラモデルが職場に積んであったシーンには笑えた。そういや友人にもらったデッドストック物のサンダーバード2号のプラモデル、作らなければ。
 



あと最後に、メフィラスさん、ダイエット成功おめでとうございます。劇中、ウルトラマンとの戦いではキレキレの動きで感動しました。怪獣散歩でMCを務め、全国名勝を散歩した効果ですね。

 

でリバイバル三部作個人的ランキング。
1位:ガンダムククルスドアンの島(ガンダムマニアなので仕方なし)
1位:トップガンマーヴェリック(メカマニアなのでこちらも同率首位)
3位:シンウルトラマン(特殊装備が登場せず少し残念)