以前山サイ号のフロントについてるXTRのオイルディスクキャリパーから、オイルが漏れてぶっ壊れ、
最初は直そうと思ったのだが、型番が古くホースなども規格ががらっと変わっていて一筋縄ではいかなかった。
 
ピストンやパッキンなどがセットになったリビルドキットであるのは、アジアンアフターマーケット品なので、
使えるかどうかは賭けになる。
仮にキャリパーだけ治ってもホースやレバーなども時間の問題であり、安全面を考えれば総とっかえが望ましい。
 
とりあえず暫定的に現在リアに装着中のワイヤーながら効きの良いキャリパーを前に、暫定投入の安物キャリパーをリアにした。
最後にパッド掃除してスライドピンネジを締める際、うっかり力が入ってしまい、ネジ頭を捻じ切ってしまって放置中だったのだ。
 
このワイヤー引きキャリパーはかつてトライアルの名手も使っていた良く効く物。
現在は売っていない。

 
廉価版なんちゃってMTBに良くついてるやつ。リアなら我慢できる。
 
自転車によく使われる小さな六角ネジは、レンチを差し込む際、甘くても分かり辛く舐めてしまいがち。
また締める際、手力でも簡単に規定トルクを超えてしまうため頭を捻じ切ってしまったりととてもデリケート。
他にもディスクローター交換の折、6穴の中の一つのネジ頭を捻じ切ってしまったりとか色々放置ものがある。
しかしトルクレンチ持ってるのに何やってんだか。

 

さて時は変わって予定山スキーエリアは大荒れ、加えてモデルナアーム発熱でダルダルにつき自主トレに。
せめて自転車でも、と思ったが強い南風春一番にめげて引きこもり。
こんな時は溜まった放置もの宿題工作を一つづつ。
まずは捻じ切ってしまって外せないネジをたちを外します。
 
道具はこれを使います。
要は壊れたボルトの頭に正回転ドリルで穴空けて、そこに逆転ドリルを差し込み食い込ませて回し抜く、
という簡単原理なのですが、細〜い所に真っ直ぐ中心に穴を開けるのは、ドリル慣れしてないと難しい所。
特にインパクトドリルドライバーではインパクトをかけると折れる為、微妙な操作が要るので注意です
 

抜き取った頭のないネジと、新しいネジ

 
治ったら近所の裏山でテスト走行。
とりあえずヤマサイ号として必要な最低限の制動力は確保出来たようで、まあ出撃可能になりました。
でもやはりワイヤーは伸びる分タッチが甘いので、何れはオイルディスクが欲しいところ。