昨年グラベルロードのディスクブレーキの効きが悪くなってきたので、パッドを変えようとシマノの品番を探すが何処にも売っていなかった。メタルの感覚だともうちょっと持つのだがレジンパッドは山で使うと減りが早い。
 
仕方ないので減った分オイルマシマシでなんとか走っていたが、さすがに山サイでの酷使には耐えられず、遂に平地でもギーギー泣き出しダメになった。この音、車でも経験あるが、パッドの部分が完全に終わった事を意味しておりこれで走るのは平地でも危険である。
しかし半年たっても相変わらずパッドは入荷未定状態。よく調べて見るとシマノは部品供給が相変わらず滞っていて一向に改善されておらず、フラットマウントディスク搭載ロードの場合、世の中でブレーキパッド難民が溢れている事がわかった。
 
元々カーボンニュートラルによるエコな乗り物として、世界的な自転車ブームにより、完成車にコンポ部品を取られ、パーツとしての入荷が極端に減っていた所にコロナの影響が拍車をかけているようだ。
 
まあ代替え品が全く無い訳ではないのだが、仕方なく放熱フィン無しの社外品を購入。ダウンヒルバイクでもないので放熱フィン無しでも大して問題はないだろう。
素材は山走りも考えてフロントはセミメタル、リアはレジンとミックスにする。
 
早速着けてみるが入らん。そいうやオイル増した分減らしてピストン押し戻さないと、厚みのある新品のパッドが物理的に入らないのでオイルを少し抜く。
 
車のようにブレーキフルードのリザーブタンクがあればパッドの増減分タンク内で量が上下するが、自転車はパッドが減ると握るストロークが増えるだけで減りが酷いとハンドルにレバーがぶつかる。本来早いタイミングでパッド交換するのがセオリーであり安全なのでオイルマシマシ法はマネしないように。
新品パッドを入れるとアダプターまでオイルが溢れてきた。
しかしメーカーも盛んにロードにディスク化をすすめておきながら、補給部品(消耗部品)が滞るとは何ともお粗末なお話。未だ入荷の予定はなく見通しは立っていないようで、当分部品不足は続きそうだ。まあ純正部品は高いし当分社外品で代用できるものはするつもり。特に台湾メーカーの物は品質も高いし安い。といっても代替え出来ないものは待つしかないが。早く普通に手に入るようになってほしいものだ。