自民党の暴走をストップさせて | 花鳥風月~海外経験を通して日本を見つめ直す

自民党の暴走をストップさせて

3日後の衆議院選挙。
絶対行きたいとは思ってますが、自民党以外のどの政党に入れるか迷ってます。

自民党の政策は、大企業と富裕層にしか有利にならず、
一般庶民にとっては、益々苦しい生活を強いられるだけの強権政治。
エスカレートする円安も止められなくて、デフレ脱却なんてとんでもないし、
原発を再稼働しようとしたり、年金積立金の株式運用を倍増したり、
手がつけられない酷いことになりそう。

自民党の暴走をストップさせるという点で、野党の意見は一致しているのですが、自民党に対抗して、勝てそうな野党は見当たらず。
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/poll/201412/index.html
http://www.nhk.or.jp/bunken/yoron/political/

野党の政見放送を聞いていると、皆さんいいことをおっしゃっているのですが、
「消費税アップ反対」「格差の解消」など理想論ばかり述べていて、
具体的な経済政策が抜けている政党もあります。
そういった点で、維新の党は、消費税率を据え置いて、財源を確保する方法も具体的で、一番現実的で良さそうなのですが、この支持率で自民党に勝つのは厳しそう。

野党が乱立しているから票が割れてしまい、結局また自民党の強権政治が続くんでしょうか。また引き続き、自民党が与党のまま政治を続けるなら、
何のために700億円も使って、選挙をやったんだろうという話になります。

アメリカやイギリスは二大政党制で、どちらかの政党が間違った方向に暴走したら、
国民がもう片方の政党を支持して、軌道修正されるというシステムになっています。
個人主義で大ざっぱな国に見えるけど、ポイントはきちんと押さえていて、
合理的なシステムが確立されているように思います。

日本の野党は、自民党の暴走を止めようと必死に頑張っているけれど、
多数決なんだから、自民党に勝てないと、何も変えられない。
なのに、野党同士で細かいこだわりや違いがあって、
一致団結して自民党を倒そうという考えには至らない。

日本の政治制度や政治家がよくないのか、
それとも政治に無関心な人が多い国民がよくないのか、
どちらにも問題があるのだろうけれど、この悪循環からなかなか抜け出せそうにないですね。

一般大衆にとって良い政策になると、個人もその恩恵が受けられます。
逆にいえば、全体が良くならないと、個人の生活も良くならない。
実は日本はひどい個人主義で、変な細かいこだわりがあって、
全体のことが考えられない国民性なのかもしれないですね。

幕末に登場した坂本竜馬のようにカリスマ性があって、乱立する野党をまとめられる政治家が登場してくれないかなぁと願わずにいられません。