◆お店データ

 新宿 フェアリー


 ◆成績

 24321

 

 -1.8k

 ◆雑感

 かねてから興味のあった、

 禁煙雀荘へデビュー。

 

 だめんずうぉーかーで有名な、

 渡辺洋香会長に会いに行きました。


 運よく同卓もできて、楽しい時間を過ごせましたねー。

 いろんな話を聞いて、元祖女流プロのカリスマを実感。

 

 「(だめんずうぉーかー作者の)

 くらたまさんも来店されますか?」

 と聞いたら、

 

 「あの人は本当に仕事が忙しいの。

 モノカキって大変ね」


 とのこと。

 

 同じモノカキである僕は、

 原稿の構成よりも、

 まるでまとまらない手牌に四苦八苦している。 

 でも忙しいのは嫌い。 

  

 ひとつ、気づいたこと。

 写真を撮ろうとして、遠慮しておいたんですが。

 この店は禁煙だから、灰皿がない。

 そのかわり、ほんらい灰皿のあるポジションには、

 アメ玉がたくさん置いてあります。


 その様子が、ものすごくかわいい。

 

 日本中のお店がこうなればいいのになと、

 すでに煙草をやめた僕は思うのです。

 

 レートがやさしいこともあって、

 お店はなごやかな雰囲気。

 客層は、学生は少なくサラリーマンが中心。

 

 こんなことを考えながら、

 自分もサラリーマンをやるべき年齢であることに気づき苦笑。

 ネクタイをゆるめながら

 牌を並べていくやや年配の同志。

 健全すぎて泣けてくる。


 ヨーコ会長の仕事ぶりにみとれていたら、

 ロン牌を見逃すやら、抜き間違いをするやら。

 さんざん場を荒らして帰ってきました(笑)




 アルタ前、夜10時の待ち合わせ。

 歌舞伎町の入口は、

 実はそれほど混んでいない。

 

 相手が遅れてきた時間を計算して、

 あと1ゲームできたな~とひとりごちる。

 

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プロライター浅倉の最前線

 



 腕を組む、

 ため息をつく、

 首をかしげ、表情をゆがめる。

 そしてたびかさなる長考。


 すべて麻雀中の所作です。


 僕がどうしても滑稽に見えてしまうのが、

 有名プロと呼ばれる人たちのこうした動きを、

 若手の打ち手が、そのままコピーしていること。

 

 そうすることが芸達者の近道と思えてしまうのか、

 一度こうしたことを身につけた打ち手は、

 矯正するのが難しい。

 

 僕は牌効率も押し引きも、

 シンプルな山読みや手牌読みさえも、

 ロクにできない素人だけれども、

 姿勢と表情を変えずに、

 ほぼノータイムで打ち続けることのみに関して、

 一日の長があると思っています。 


 「長考して、表情変えて手牌が変わるなら、

 いくらでもそうする」

 

 これは僕の尊敬する打ち手のひとりが

 呟くようにいった一言。


 僕は麻雀業界の人間ではないし、 

 こうしたことを考えるのは不毛だと知りつつ。


 数十年ある日本の麻雀プロ業界、

 彼らがナメられ続けるのは、

 

 腕を組む、

 ため息をつく、

 首をかしげ、表情をゆがめる。

 そしてたびかさなる長考。

 

 こうした所作がいつまでも抜けきらないことも、

 ひとつの原因だと確信しています。

 

 ナメられてると思うのは、

 それは小さなお店内の会話から、

 某掲示板に乱立する中傷スレまで、

 多くのソースを見て、です。

 

 理由はただひとつ、

 かっこわるいから。

 ファンは見て、がっかりする。

 僕がこれまで、重鎮と呼ばれるプロを見て、

 どれだけ失望してきたか、

 語るのも情けない。


 その点、女流プロはすごい。

 

 テレビで見ていると、

 そのハキハキとしたスピード性。

 ほとんど変わらない姿勢に、

 感嘆する。

 美しさすら覚える。


 先人たちが拭えない悪習を、

 場末の店でひとり、

 そうならないように心すること。


 誰が褒めてくれるわけではないけれども、

 やめることはない。



 

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 ◆お店データ

 渋谷 しぶとん


 ◆成績

 4123

 

 ノーレートなので収支はナシ


 ◆雑感

 今日は役者の友達とふたりで出陣。

 同卓希望のフリー客が

 どれだけ店の卓回しにとって面倒な存在か

 よく知りつつも、

 ついついお店の人の良さに甘えてしまいます。


 大きな街のフリーの良いところは、

 いつも、知らないお客さんと打てるところ。

 今日も対面に座ったツレ以外のふたりは、

 初見の相手。


 特にシモにいた男の子は、

 まるで流暢な手品でもするような手つき。

 芸達者から少しでも得るものを見つけようと、

 僕はひたすら彼の所作を気にしてしまう。

 心から「この人は強い」と思える人を見つけたとき、

 卵を割ったら黄身がふたつ入っていたような、

 オトク感を覚えます。


 局は淡々と進んで。

 いつものようにミスを繰り返し、

 反省と悔恨を隠しながら牌を握る。

 麻雀を打ちながら思うのは、

 点棒の支払い方の難しさ。

 これだけ技術が進歩しているのに、

 麻雀における持ち点の授受は、

 軽いプラスチックの点棒を出し入れする、

 極めて原始的な方法です。


 従業員として雀荘にいた人間は、

 ツモられたとき、無意識に他家の払い方を見てから、

 自分の点棒を出すようになる。


 どこか一か所に同じ種類の点棒がなくなるのを

 ふせぐための処置です。


 これは従業員を辞めた後でも、

 ずっと続いていくクセ。

 悪いことでもないから、

 なくしたいとも思わない。

 

 でも、卓にいる人間の複数が同じ意識でいると、

 しばしば卓上で、お見合いの光景が見られます。


 お互いに、相手がどんな支払い方をするのか

 確認してから払いたがるので、

 結果的に、その配慮のおかげで、

 授受に余計な時間がかかる。


 今日の僕。

 いつものように、

 ツモられたあとは他のふたりを見てから、

 なるべくベターな支払い方を繰り返す。


 そのうち、はたと気付きました。

 僕がそうやって、点棒を最後にそっと差し出せるのは、

 シモにいる上手な彼が、

 だれよりも先に支払ってくれるからであることを。


 彼の支払い方を見て、 

 僕は簡単に、自分にとって都合の良い払いができる。


 他人に配慮をしているように見えて、

 実はそんなこと以上の手間を、

 彼にかけさせていました。


 ただ惰性で動いていた自分が

 なんだか小さく見えたのです。



 隣の卓では、

 麻雀をはじめたばかりの貴婦人がふたり。

 他のふたりも、まだルールを覚えたて。

 流しマンガンて何?

 そんなことを話しながら、

 のんびり、だけど精一杯ひねり出したであろう

 意思を河に並べていく。


 誰かが振り込むと、

 示された点棒を、手渡しで相手に渡す。

 どこからどこの支払いでも、

 同じように手渡し。


 このゲームはゴルフと同じで、

 全員が審判。

 だから支払う点棒は、全員に見えるように

 手渡しはしないのがルール。

  

 そんな些細なルールはどうでもよくなるくらい、

 そのつたない、でもやさしいやりとりは、

 見ていて微笑ましかった。


 麻雀をはじめたばかりの人にとっては、

 「アガる」という行為が非常に難しい。

 逆上がりにチャレンジする子供のように、

 慣れるまではとにかく四苦八苦する。


 知恵を絞って、ようやくアガリの道筋をとらえて、

 そしてその努力を放銃者は、

 笑顔とほんの少しの羨望を交えて称える。


 目の色変えて、札束握って、

 高いレートでしのぎを削る打ち手と、

 彼女たちははたしてどちらが幸せなのか。


 そんなことをいやでも考えさせられました。


 この店は、ときに時間が止まったように思えるくらい、

 穏やかで、やさしい場所。


  




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