ブログネタ:春に遊びに行きたい場所は? 参加中本文はここから
いつもの水道橋に朝出かけた。すっかり夏だ。10時半に解放されたので、後楽園に回った。二月の六義園に続く大名庭園の散策だ。水戸藩上屋敷の庭だ。光圀公や代々の藩主の思想が色濃く反映されているようだ。こちらの方が、六義園に先駆けて造園された。回遊式築山泉水庭になっていて、池の周囲の回遊と、築山による高低差を楽しんでいたようだ。その高低差は結構なもので、当時は、高いところから妙義や、筑波が望めたとあった。
入園してまず感じたのは向かって左にある築山だった。小盧山と言い、山のカーブの具合が実にいいのだ。ゴルフ場で使いたいくらいだった。私が主人なら、さりげなく訪問者がこの山を愛でるかどうか気になるところだ。時の将軍たちが、居城に近いこともあって水戸藩のこの庭によく来ていたようだ。
泉水は大小、性格を異にして三カ所ある。神田上水を利用しており、淀んでおらず流れていた。西から渡月橋のある水辺は汀があり、今日一番涼しかった。桂離宮を思い出した。時の将軍もここで手ぬぐいを松の枝にかけ、玉砂利の中の岩に腰掛け涼んだという。私も今日はここで少しの間涼んだ。あちらこちらに中国や、京都等の写しを楽しんだようだ。木曽川、寝覚の滝は今も落水していた。
その後、北へ歩みを進めると、一気に高度を稼ぎ、清水寺舞台跡へ出る。庭園の高低差を楽しめるところだ。今はないが、かっては滝もあったとある。そして朱塗りの太鼓橋、通天橋を過ぎる。下は大堰川。

中央が最も大きい大名庭園らしい池。中央に蓬萊島。亀に見立てた岩組、汀。橋は架かっていない。船でしか行けない島だ。東のくびれたところに、竹生島に見立てた岩の一群。
そして東はかって回遊庭園とは門(唐門)で仕切られた、藩書院のあったプライベートな庭、内庭の池だ。どこか落ち着く池だ。

庭園の北には、水戸偕楽園からの里帰りとして白加賀、白滝枝垂、呉羽枝垂など20種ほどの梅林がある。
また、赤門もあった。

後楽園は、震災や火災等で、かなりの部分が痛めつけられたようだ。先ほどの清水寺舞台や小高い丘にある西行堂等もいまはない。が充分に楽しめた。馬酔木や木瓜、ハナカイドウの花を観ながら、園を後にした。シャクナゲもあったが終わりかけていた。
途中の茶屋のテーブルの意匠。
踏み石の意匠。春と言わず、遊びにいきたい場所はこのような見応えのある庭園だ。
そしてお土産は当然、「水戸の梅」だ。
今日もとても楽しめた。外はちょうど昼時だった。