コンサート初め(市原繭/ツィオンチェンバーオーケストラ) | キーの、ゴルフとクラシック音楽と

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 午後、杉並公会堂に足を運んだ。今年初めて聴くコンサートの会場だ。よく晴れた日曜日だ。市原繭のブログで拝見していた彼女のタクトを見に行ったのだ。
 大好きなマーラーの4番、最終楽章にソプラノ(工藤晴子)が入る。私はいろいろな演奏の録音を持っているが、ショルティ指揮でキリ・テ・カナワのソプラノ独唱が好きだ。
 第一楽章出だし、鈴がシャンシャン鳴る中、主題が始まる。ここで一発コントラバスのピッチカートの音量が私にとって聞き所の一つだ。ここはショルティ/シカゴ響がいい。今日は見ていたら、コントラバスは弾かず、チェロがピッチカートを弾いていた。楽譜がそうなっているのか。そういえば、ショルティ以外はここはあまり聞こえてこない。チェロなら聞こえてこないのが当たり前だ。そうか、道理でアバトも聞こえてこなかったのだ。市原も聞こえてこなかった。ショルティがアレンジしたのか。が、私はショルティのアレンジが好きだったのだ。
 曲は順調に進む。ホルンもよくなっている。ビオラがあまり聞こえないが、弦全体もいいようだ。ブレイクの切れもいい。緩急にメリハリをつけていて、市原の狙い所がいい感じで演奏されていた。
 市原の指揮はタクトを持たず、両手で大きく円を描いたり、官能的な動作だ。テンポを的確に表現していた。
 第三楽章が楽しめた。コントラバスのピッチカートにのって、静かに曲が進む。心が安らいだ。
 マーラーにしては割とこじんまりしたオケ編成だが、十分だった。
 私は二階の下手側、プロセニアムラインで見ていたのだが、休憩時間に、 女性が一人そばに来た。歌曲に詳しいようで、アンコールの曲名を教えていただいた。つい私はそれを知らず、マラ4の第2楽章で第一バイオリン主席が二台の調弦の違うバイオリンを使うはずだなんてよけいなことを解説してしまった。釈迦に説法とはこのことで、知ったかぶりも程々にしなくては。
 終わってサインでももらおうと思って係の方に聞いたら、後で出てくるが、出てくるまでにまだ1時間以上かかると聞いてあきらめた。風呂でも入っているのか。それとも、関係者で楽屋で打ち上げでもやっているのか。
 公会堂の外に出てみると、遠くの山並みがはっきり見える清々しい日曜日だ。好きな曲を聴いた後なので、私も清々しかった。私にとって音楽がセラピーだ。キーの、ゴルフとクラシック音楽と-杉並公会堂