藤田幸希が来た。最終日、ノーボギィ、5アンダーで、全英女子オープンの覇者・申智愛をかわし、2打差をつけて優勝した。結果、全英女子オープンの不動の敵を、藤田幸希が見事リベンジしたのだった。
一見華奢な体で、昨年の武蔵丘では最終日、棄権もした。が、波にのると、今回のように実力を発揮する。プロミス連覇の後の金縛りを見事解きほぐし、オフのトレーニングが実を結んだようだ。このところ、3年続けて、毎年一回優勝しているのだ。すごい。彼女の実力の程を示した今回のトーナメントではあった。
さくらや上原彩子の友達でもある。2006年、ニチレイで、さくらが優勝したときは、祝福するために、さくらのお母さんの後ろでウイニングパットを見つめていた。そばには上原彩子もいて、皆その瞬間を待っていた。そしてウイニングパットが沈み、アテストですれ違う。
「おめでとうさくらちゃん。そして次はあなたの番だ」と、上原彩子に声をかけた。「ありがとうございます。がんばります」と彼女は返事した。
翌週、プロミスで初優勝したのはそばにいた藤田幸希だった。さくらのラックを幸希が受け取り、運と実力で見事に結実したのだ。
私はお父さんを知っている。話をするとユーモアのある方だ。トーナメントの会場でお会いする。私が上原彩子を応援していることを知っているので、昨年のフジサンケイ最終日のときは、上原彩子がバーディを取るとすれ違うときに、私に向かって「ナイス・バーディ!」と言ってくれるようないい方だ。幸希ちゃんもいい子だ。練習場で目が合うと会釈してくれる。
私にとって他人ではない幸希ちゃんの今回の優勝。二重にも、三重にもいろいろな意味で喜ばしい。
しかし、なんと言うか、今年のツアーは群雄割拠の様子ですね。誰が来ても、おかしくない。
申智愛も十分にその実力がでた試合だった。日本で三戦目。内優勝一回、準優勝二回。獲得賞金は3千万円を超えている。すごーい。日本でもっと彼女の戦いを見たい気持ちだ。
来週は、メジャー戦「日本女子プロ」で、藍ちゃんも帰ってくるし、誰が今年のタイトルを取るかとても楽しみだ。