昨日夕方、いつもの散歩にでた。台風9号が関東を抜けた後の夕方だ。
近くに流れている入間川は水かさを増し、濁流だ。両岸を見ると、夜半に随分水位が上がっていたようだ。普段は河原になっているところまで川になっており、川幅が、最大に広がり、かつ直線的になっている。流れは急だ。右岸の土手が、桜並木になっていて、近所の人は、川を見物がてら散歩を楽しんでいる。両岸には上流から流れ着いた流木などゴミが沢山、水位の痕跡を残している。この辺りは大水になる度に、流れる形や、中州の位置が変わる。今回も水がひいた後は多分変わっていると思う。川の流れは力強く、大きく河原の石や砂利を動かすのだ。左官のコテで土間を均すのように、流れの気分によって流れの模様を替えるのだ。これを川は太古の昔から、続けて来たのだ。
この辺りは博物館の説明によると、古多摩川の河川だったらしく、一億年前に遡るらしい。地球の造山活動が未だに続いているのだ。
川の水面も黄金色に波打っている。白波のきらめき。そして見上げると、武甲山を望む西の空に日が沈み、一面の優しい綿雲が黄金色に染まっている。台風一過の澄んだ青い空と黄金色の雲がとてもきれいだった。そして、その黄金色は次第に茜色へと変わっていく。黄昏時のわずかな時間でのスペクタクルだ。
空は高い。
季節は秋の訪れを告げている。