福井県の敦賀半島にある西方ヶ岳(さいほうがたけ 764m)と蠑螺が岳(さざえがたけ 685m)、
以前から知人に勧められて気になっていましたがやっと行くことができました。
山と渓谷社のガイドブック 「新・分県登山ガイド 19 福井県の山」より
この本では常宮(じょうぐう)神社近くの登山口から西方ヶ岳~蠑螺が岳と縦走して浦底バス停からバスに乗って常宮まで戻るコースが紹介されていました。
しかし調べてみるとこのバスの運行は1日に3本だけ。
常宮の登山口から登り始めて浦底まで行き、浦底発13:47のバスに乗って戻ってくる…
そんなふうにうまく行けばいいのですが早く着いてしまったり逆に乗り遅れたりしたら厄介です。
それで考えた結果、逆のコースを辿ることにしました。
常宮神社の駐車場に駐め、常宮発7:22のバスで浦底まで乗ってそこから蠑螺が岳⇒西方ヶ岳を縦走して戻ってくるという計画です。それなら山道をマイペースで行動できます。
バスの時刻などは前日に福井鉄道の敦賀営業所 0770-22-1617 で教えてもらいました。
コミュニティバス常宮線です。
「常宮から浦底まで乗りたいのですが」 と伝えると 「山ですか♪」 と。
「私もよく行くんですよ!」 と、とても親切に教えていただきました。
嬉しかったです。\(^o^)/ ありがとうございました。m(__)m
備忘録:
福井鉄道敦賀営業所 0770-22-1617
常宮神社発 7:22 と 13:12
浦底発 7:49 と 13:47
この記事を見られて初めて蠑螺が岳に行かれる方もいらっしゃるかもしれませんので
前半部は詳しく書きますね。
北陸道の敦賀ICを降りて気比の松原を過ぎ常宮神社に到着。
鳥居の中に入って駐車スペースに駐めさせていただきます。
ガイドブックに記載されていたとおり10台くらい駐められそうです。
しかしここに駐めて悪い日もあることを知りました。それはのちほど記事の中で。
神社から100mくらい道沿いに進むとバス停が。
このバス停は海側にしかありません。山側にはバス停はありません。
乗るのは山側です。
しばらくするとバスがやって来ました。
しっかりと手を上げて乗車の意思を示します。
前述の福井鉄道の方に教えていただきました。(^^)/
乗客は私一人。 約10分で浦底バス停に到着。
すぐ近くに原発があります。もちろん稼働していませんが。
海抜数m地点。
今から764mまで登って下る楽しい時間のスタートです。
バスの進行方向に500mほど歩くと蠑螺が岳方面の案内看板が。
ここを左折。
原電の敷地手前を左折。左が海、右が山です。
とてもわかりやすいです。
しばらくすると登山口の案内が。
ここを右折して山に登っていきます。
この日はスニーカーで来ました。
足の裏に大地を感じて気持ちいいです。
ストックも持ってきましたが結局使わなかったです。
スニーカーなので足首が動きやすいのか翌日はふくらはぎが筋肉痛になりました。
靴で変わるもんですね。
うぅ~ん、右か左か真っ直ぐか?
何の標識なのか理解できませんでしたが№7の方向へ真っ直ぐに登っていきます。
逆に常宮から浦底へのコースを辿る場合にもここはチェックポイントかも。
まぁ間違った道を行っても遭難まではいかないと思います。
プチ渡渉。 楽しいです。
道は間違っていなかったみたいです。
紅葉です! (笑)
花も少し咲いていました。
長命水の案内看板がありました。
下の方に降りて行くと水場があります。
冷たい水で喉を少し潤しました。
画像はピンボケだったので不採用。^^
あのピークが蠑螺が岳でしょうか。
このあと鞍部まで下って行くとこの日初めての登山者に会いました。
私と反対に常宮神社から浦底に歩いているとのこと。
何度も来られているそうなのでバスの時刻にも合わせられるのでしょう。
この方に常宮神社の駐車場について教えてもらいました。
常宮神社は安産の神様なので戌の日には参拝客が多く鳥居の中の駐車スペースに駐めると迷惑をかけるとのこと。
鳥居の外かバス通り沿いの路肩の少し広いところに駐めたほうがいいそうです。
しばらく歩くと蠑螺が岳の山頂に到着。 685.5m。
三等三角点が設置されています。
あいにくの曇り空で敦賀湾ののどかな風景はイマイチでしたが眼下の水島は綺麗に見えました。
休憩したあと今度は西方ヶ岳を目指します。
しばらく歩くと分岐点がありました。
画像右奥から手前に歩いてきて、ここで振り返って撮っています。
カモシカ台への分岐です。
カモシカ台の名前は昭和31年に敦賀山の会の皆さんがここでカモシカを発見したことから付けられたそうです。
上に登ってみました。動画をうまく貼り付けられないので ここを
なんかよくわからない動画ですみません。
このような大岩の展望台が何箇所もありました。
このあと西方ヶ岳の山頂に到着。 764.1m
数組の登山客が休憩されていました。
私もおにぎり休憩を。アレは無しです。
天気が悪くて残念でした。
灰色の空と海です。 すみません。
常宮神社まで降りる途中に「銀命水」なる水場が。
ずいぶんと降りてきました。
パラグライダーでもしたい気分です。
下まで降りてきました。
常宮バス停の近くに出ました。
逆コースで登る場合はここからですね。
ここを右に曲がって常宮神社のほうに歩いて行くと途中の鞍部でお会いした男性がいらっしゃいました。
予定通り浦底13:47発、常宮13:59着のバスで戻られたのですね。
(バスの時刻は前日に聞いた福井鉄道の親切な社員の方からの情報です。)
いろいろお話をさせていただいているとなんとこの方は数年前に日本百名山を踏破されたとのこと。
今年はもう200回くらい山に登っていらっしゃるとのこと。@@
先日劔岳麓の中山でお会いしたN氏と同じ雰囲気を感じました。
N氏とこの方にはまたいつかお会いできる日が来るような気がしてなりません。
いや違うかな。 一期一会かも?
帰りは 「越のゆ 敦賀店」 でお風呂に。
登山・スキーのあとの温泉は格別ですね。
そして日本三大松原の 「気比の松原」 から蠑螺が岳をパチリ。
最後にお盆休みに北陸道の杉津PAから撮った敦賀湾の夕日をもう一度。
蠑螺が岳は画像の左外側です。
縦走…
なんといい響きでしょうか。
かなりスケールは小さいですが(笑) 初めての縦走です。
そこそこ満足。(^^ゞ