2年ほど前にテレビで
食文化研究家の魚柄仁之助さんの台所が
番組中紹介されていました。
その後魚柄さんの著書を探していましたら
こんなタイトルの本があったので興味深々。。。
題して・・・
裏表紙にこう書かれています。
冷蔵庫の片隅で、鮮度を失う野菜や果物。
冷蔵庫の奥底で、食べごろを逸する肉や魚。
ドキッ!
私にも大いに思い当たる節があるある。。。
この本の中には食に関する様々なことが
限りなく親しみやすい言葉で書かれています。
たまに出てくるイラストも可愛くて
内容も十分濃いものです。
文中にはキッチンの整理収納に関わる
キーポイントもたくさんあり思わず相づちを打ってしまいます。
例えば文中から拾ってみると・・・
「使わん道具は道具じゃナイ」・・・
そもそもろくに使いもしないものまで手に入れること自体が
ものを大事にしていないってこと。
「使わぬ道具はしまつする」
ろくに使わん道具を捨てろとはいいませんが、ひとまとめにして
段ボールにでも入れとくことです。使わない道具が台所から消えるだけで
どれだけ料理がしやすくなるか。
などなど。。。
一刀両断のような切り口で書き述べられています。
食べ物の歴史からしまつや食育に至るまで幅広く
勉強になりました。
ただし私は魚柄さんのように保存食まで作るのは
到底無理と思いました。
しまつし切ることには手間隙かかります。
なかなかそこまで出来ないのが現状です。
でもこの本を読んでから家の冷蔵庫に対する考えは
一変したといってもよいでしょう。
ありがとう魚柄さん