【カシャリ!庭園めぐりの旅】宮城県大崎市 旧有備館および庭園4 御中島と茶室 1465
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。
日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。
下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。
■ 宮城県大崎市 旧有備館および庭園4 御中島と茶室
「有備館」は、江戸時代の仙台藩家臣である岩出山伊達家が開設した、家臣の子弟を教育する郷学(学問所)です。開校は十代邦直が当主の嘉永3(1850)年頃と考えられ、岩出山城北側の隠居所・下屋敷の敷地内に開設されました。
現存する有備館の「御改所(主屋)」は、二代宗敏の隠居所として延宝5(1677)年に建てられた可能性が高い建物で、下屋敷としても利用され「対影楼」と呼ばれました。
明治維新後の明治2(1869)年には,有備館の御改所と附属屋は岩出山伊達家の居宅となり、庭園とともに守り伝えられてきました。
昭和8(1933)年2月28日、居宅と庭園は「旧有備館および庭園」として国の史跡及び名勝に指定され、昭和45(1970)年に岩出山伊達家の厚意により岩出山町(現大崎市)に移管され、一般に公開されるようになりました。
池を取り囲む庭園は、四季折々の景色を楽しむことができ、特に、晴れた日に見える、水に映える庭園と御改所は荘重で優美なたたずまいを見せてくれます。
アクセス
宮城県大崎市岩出山字上川原町6 0229-72-1344
営業時間 9:00-17:00(最終入館は16:30まで)
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12月29日~1月3日)
料金
【個人】 大人350円、高校生260円、小・中学生180円
最寄駅
JR陸羽東線有備館駅 最寄駅から徒歩1分
東北新幹線古川駅で陸羽東線新庄方向行きの列車
駐車場 あり
公式サイト https://yubikan.jp/top.html
【コメント】
新幹線古川駅でJR陸羽東線の山形県新庄駅方向に向かう列車に乗ります。1時間に一本ほどの本数で、時間帯によっては増減がありますので、時刻表の確認は不可欠です。
古川駅周辺も、時間を過ごせるような喫茶店などはあまり期待できません。
旧有備館庭園は、伊達家の関わり代表的な庭園のひとつです。交通の便はあまり良いところにあるわけではないのですが、訪れる価値はある庭園といえます。
右下方向が北
古川方向 ◀ 有備館駅▶ 新庄方向
北: 左上方向
旧有備館庭園 御中島と茶亭
塀重御門
付属屋玄関の左側に、庭園に通じる門があります。
庭園は付属屋の前に広がり、御中島は、この写真左手
松の枝がわずかに見えます。
御中島
附属矢川から見た御中島北側
左手に見える土橋から島に渡れます。
右に御中島の松、左手(見えない)に塀重御門
写真を直進すると庭園右回りのコース
橋の左たもとに松が見えます。(下写真)
天皇・皇后行幸記念植樹の松
御中島への橋のたもとにある石
御中島への橋を渡る
橋奥に立つ松
御中島への橋を渡りきったところから見た付属屋(旧有備館)
左の松は、御中島の北に植えられた松
御中島の北所の松
御中島の小径を進むと左手に茶亭が見えてきました。
御中島南端から見た島の北半分
茶亭裏
御中島茶亭前から見た対岸
鶴ヶ島と亀子中島
右は対岸の「出先」
御中島対岸 出先、築山方向
<旧有備館5へ続く>
ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】
写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。
静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています