【カシャリ!庭園めぐりの旅】 宮城県仙台市 輪王寺庭園14 伊達家ゆかりの北山五山の一つ池泉回遊式庭園8 三重塔前白砂枯山水庭園 141101
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。
日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。
下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。
■ 宮城県仙台市 輪王寺庭園14 伊達家ゆかりの北山五山の一つ池泉回遊式庭園8 三重塔前白砂枯山水庭園 141101
輪王寺は、仙台の寺町であります北町地区にある、室町時代からの歴史のある伊達家ゆかりの寺院で、「北山五山」の一つと数えられています。
輪王寺は、伊達家第九世大膳大夫政宗夫人、蘭庭明玉禅尼の所願により、第十一世、大膳大夫持宗により嘉吉元年(1441)太菴梵守和尚を開山として、奥州伊達郡梁川に創建されました。
その後、伊達家の居城の遷移に従い、西山、米沢、会津、米沢、岩出山を転々とし、慶長七(1602)年、現在の地に移りました。
明治維新後、輪王寺は伊達家の庇護を失い、さらに明治九年(1876)北山に発した野火のため、仁王門を残し七堂伽藍を全焼してしまいました。
曹洞宗大本山、永平寺と總持寺の意を受けて、明治三十六年(1903)、福定無外和尚により、復興に着手し、現在の本堂と庫裡を完成しました。無外和尚は、庭園の建設にも意を注ぎました。次の五峰和尚により、梵鐘、位牌堂、坐禅堂、開山堂が完成し、七堂伽藍の全てが整いました。
庭園には、茶室「半杓庵」が建設され、東北有数の名園となりました。
昭和五十六年(1981)道閑和尚の時代に開山五百回大遠忌を記念して三重塔が建立され、昔日の偉容を回復するに至りました。
アクセス
JR仙山線北山駅から徒歩15分ほどのところにあります。
仙台駅から路線バスで、近くまで行くこともできます。
庭園
無外和尚は庭園の建設にも意を注ぎ、その晩年にはほぼ現在の規模を備えた庭園が出来上がり、今日の輪王禅苑の基礎が整えられました。
無外和尚以来の伽藍の復興と庭園の整備は次の日置五峰和尚(1893-1972)に受け継がれ、梵鐘・位牌堂・坐禅堂・開山堂が次々と完成して七堂伽藍のすべてが整い、庭園も茶室半杓庵が建設され東北有数の名園となりました。
さらに昭和五十六年(1981)日置道閑和尚(1926-2009)の時代に開山五百回大遠忌を記念して三重塔が建立され、輪王寺は昔日の偉容を回復するほどに至りました。
境内と庭園
三重塔前の白砂枯山水庭園
輪王寺庭園の池泉は、大きく西池と東庭園とに分かれています。
西池の西側に三重塔が立ち、池にその華麗なる姿を映しています。
蘭亭堂の奥に三重塔があります。
蘭亭堂の前に配されている飛び石沿いにゆきますと
三重塔にでます。
基壇周囲の二面に枯山水庭園がL字型に面しています。
蘭亭堂前から見る三重塔
この前に、白砂枯山水庭園があります。
枯山水庭園は、三重塔基壇の二面に面しL字型をしています。
この写真は、蘭亭堂側の庭園です。
枯山水庭園のすぐ横は蘭亭堂です
庭園の奥には石組みがありますが、
手前にはあまり石組みはありません。
庭園奥角部分の石組み
三重塔基壇から見た奥の角部分の石組み
三重塔基壇の他の面から見た角部分の石組みと
手前は道路側の石組み
ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】
写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。
静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています