【カシャリ!庭園めぐりの旅】26-1203 東京都北区 旧古河庭園 洋風庭園と日本庭園が併存するユニークな都立9庭園の一つ
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。
日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。
下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。
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■ 東京都北区 旧古河庭園 洋風庭園と日本庭園が併存するユニークな都立9庭園の一つ
旧古河庭園は、東京都北区にあります洋風庭園と日本庭園が併存するユニークな東京都が管理する庭園ですもと明治の元勲・陸奥宗光の邸宅で、次男が古河家の養子になった時に、ここが古河家の所有となりました。
伝統的な手法と近代的な技術の融和により、和洋の見事な調和を実現している秀逸で代表的な事例といわれています。数少ない大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在として、平成18年1月26日に文化財保護法により国の名勝指定を受けました。
武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘に、英国人ジョサイア・コンドル(1852~1920)設計の洋館があります。その斜面を利用して彼の設計した洋風庭園があり、バラの名園として知られています。
一段下がった低地部に、京都の庭師植治こと小川治兵衛(1860~1933)の手による日本庭園があります。山県有朋の京都別邸として知られます無鄰菴をはじめ、平安神宮神苑、南禅寺界隈の別荘庭園などを作庭した小川治兵衛です。それらのいずれも平坦な廻遊式庭園が中心でありますが、ここでは、起伏を利用して茶室を配するなど、治兵衛とはことなる挑戦的な作庭を私は感じました。(素人の意見)
全体的にもコンドルと治兵衛という実積の多い設計者のコラボレーションによる必見の場としておすすめします。
バラの季節は、入園するのに行列しますので、できるだけ早い時間帯に入園することをおすすめします。混んでいないと洋館の喫茶室の利用もできますが、混んできますと入園の行列以上に待たされますので、ご注意ください。
旧古河庭園の、石灯籠の多い日本庭園の写真を
ご覧いただけます。
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