■【きょうの人】 0901 ■ 世阿弥 猿楽を大成、能や歌舞伎の祖形を築く ■ 新渡戸稲造 国連事務次長を務めた国際派

 

 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。

 

■ 新渡戸稲造 国連事務次長を務めた国際派


 にとべ いなぞう
 1862年9月1日(文久2年8月8日)- 1933年(昭和8年)10月15日)

 

 日本の教育者・思想家で、農業経済学・農学の研究も行い、国際連盟事務次長も務めるほどの国際通の文化人でもありました。五千円札の肖像でもおなじみです。

 幼名・稲之助は、新渡戸家で巡行中に休息していた明治天皇から「父祖伝来の生業を継ぎ農業に勤しむべし」という主旨の言葉をかけられたことが契機となり、農学を志すようになり、札幌農学校の二期生として入学しました。

 当時はクラーク博士は帰国後でしたが、クラークの意志をたたき込まれました。それが契機で、ジョンズ・ホプキンス大学に留学、農業に経済学的な発想の必要性を痛感し、後に札幌農学校で教鞭を執ることに繋がります。

 農学校時代の愛弟子である森本厚吉が創立した東京女子経済専門学校(後の新渡戸文化短期大学)の初代校長にまた、東京女子大学初代学長をつとめるなど、教育界でも功績があります。

 

■ 世阿弥 猿楽を大成、能や歌舞伎の祖形を築く

 

 ぜあみ、世阿彌陀佛(通称は三郎、実名は元清)
 正平18年/貞治2年(1363年)? -嘉吉3年8月8日(1443年9月1日)?)

 室町時代初期の大和申楽結崎座の申楽師で、父の観阿弥(觀阿彌陀佛)とともに、現在の能や歌舞伎の祖形といわれる申楽(猿楽)を大成し、「観世流」として、今日まで受け継がれてきています。

 世阿弥の代表的な作品、『高砂』『井筒』『実盛』を含む50曲近くがあり、現在も能舞台で上演されています。彼はまた多くの書も書き残しています。

 幼名は鬼夜叉(おにやしゃ)という、怖い名前を持っています。二条良基から「藤若」の名を賜っています。

 時宗の法名「世阿弥陀仏」が略されて「世阿弥」と呼ばれるようになりました。「世」の発音は、「せ」ではなく「ぜ」と濁るのは、世阿弥をこよなく愛した足利義満の指示によるもので、正しくは「世阿彌」と書きます。

 

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【 注 】

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