■【コンサルタントバンクたより】 1-2 コンサルタントバンクの沿革

 

■  コンサルタントバンクの沿革

 

 経営コンサルタントの資格といいますと「中小企業診断士」と思い込んでいる方が多いと思います。しかし、日本におけます経営コンサルタントの歴史を紐解いてみますと、官庁間の縄張り争いを始め、いろいろな問題が絡んで今日に至っています。

 

 日本で最初に誕生した経営コンサルタント資格は「経営士」です。その設立にあたりまして、昭和26年8月に当時の通商産業省の勧奨で開催されました会合がスタートと言えます。

 

 当時は、まだ第二次大戦の混乱が残り、その荒廃から以下には役日本を復興するかが当時の政府の重要な課題でした。政府は、GHQのアドバイスにより、日本に公認会計士の制度を導入する方針を決めました。

 

 その制度を確立するに当たりまして、黒沢清博士を団長とするミッションがアメリカに派遣されました。黒沢先生は、公認会計士の制度と共に、アメリカ経済に寄与している経営コンサルタントというプロフェッショナルな職業にも着目しました。

 

 帰国後、この両制度を日本でも確立することを黒沢先生が提案されました。昭和2年に誕生した計理士制度を発展解消させ、公認会計士と経営士として再スタートを切ることになりました。このときに、黒沢先生の先輩であります太田哲三先生が東奔西走して日本公認会計士協会と日本経営士協会が正式に誕生しました。

 

 日本経営士協会は、経営コンサルタント業界の草分けとして、経営士の育成をしてきました。諸般の事情から、中小企業診断士制度ができますと、日本経営士協会の関係者が中小企業診断士(当時は中小企業診断員と呼んでいました)の育成の尽力をされました。

 

 このように、日本のコンサルタント業界の歴史と表裏一体の日本経営士協会の会員が核となり、コンサルタントバンクが1990年に設立されました。これが第一次コンサルタントバンクの始まりです。

 

 コンサルタントバンクは、日本経営士協会と補完関係を持ちながら、日本におけます経営コンサルタント業界のさらなる発展を願った活動をしてきました。その後、四半世紀が経過し、第一次コンサルタントバンクのメンバーが高齢化したこともあり、この度、コンサルタントバンクを大きく刷新し、新しいコンセプトのもとで活動することになりました。

 

■ コンサルタントバンク・ブログ バックナンバー

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