◆【経営士ブログ 経営マガジン】 12月9日 「終わった人」5 若い社長の突然死

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。新聞やテレビではなく、サイト情報から時事の状況を知る人が増えてきました。ニュース価値の重要性を正しく判断できないような人が増えてきています。
 
 7回連載で、内館牧子著の「終わった人」について、毎週日曜日の【経営マガジン】で、読後所感をお届けします。
 

■【経営コンサルタントの本棚】 「終わった人」 内館牧子著 講談社 

  既発行(バックナンバーをご覧下さい)

  <その1>「終わった人」とは

  <その2> 主人公の生い立ちと出世街道

 

  <その3> 定年退職者の心理

  <その4> 第二の人生が始まる

 

◇ <その5> 若い社長の突然死

 

 銀行で出世競争に敗れた主人公が、その子会社で定年を迎え、悠悠自適の生活を始めましたが、それに満足できません。通っていたスポーツジムの会員である、40歳代の男性の誘いで、ICT企業の顧問を務めるようになりました。

 主人公は、定年退職でくすぶっているような人ではなく、”働くこと”に生きがいを感じる人ですので、ICT企業における新しい日々を謳歌できるようになりました。

 しかし、よいことは、いつまでも続くとは限りません。若い社長が突然他界し、明るい空気が一変してしまいます。

 主人公は、後任の社長候補を心に決め、取締役会に臨みます。その場で、その案を提示しますが、意に反して、四人の取締役は、主人公を社長に迎入れたいと、固い決意を示します。

 主人公は、一旦は断りますが、結局、引き受けることになりました。

 経営者が代わると、金融機関や取引先が心配するので、挨拶回りをします。幸いなことに、主人公の経歴がモノをいい、大半が従来のマーケティング間継続できることになりました。

 新たに打つ手が当たり、好調に推移します。

 国内事業だけではなく、海外展開も視野に入り、幸いなことに東南アジアの某国の顧客との商談がまとまりました。相手企業は、国の高官が関与する企業で、その契約を進めることにしました。

 3億5000万円の商談ですので、会社は一気に活気を呈するようになりました。

 かつて通っていたカルチャースクールで知り合った女性との会食も再開できました。

 妻は、かねてから計画していた、自分の美容室を持つための準備を着々と進めています。 <その6へ続く>

 (ドアノブ)

 

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 この一週間の【今日は何の日】を先読み
 
 9 ■ 漱石忌 12/09
 1916年(大正5年)12月9日に森鴎外と並ぶ文豪・夏目漱石(1867年~1916)がなくなりました。日本を代表する小説家、評論家、英文学者です。
 本名は夏目金之助で、牛込馬場下横町(現在の東京都新宿区喜久井町)の生まれです。現在でも「漱石公園」など、ゆかりの地があります。
 代表作には「吾輩は猫である」があります。
 主人公の猫は・・・・・<続き
 10 ■ 三億円事件の日 12/10
 1968(昭和43)年12月10日、白バイ警官に扮した男に三億円が強奪されました。いわゆる「三億円事件」です。
 東京都下府中市にある東芝工場で支給される予定のボーナスを積んだ乗用車が襲われました。多くの物証がありながら捜査は迷宮入りし、1975(昭和50)年に時効を迎えたのです。
 警察の初動捜査、狐目男という人相書きの精度などなど・・・・・<続き
11 ■ 国際山岳デー(国際山の日) 12/11
 2003(平成15)年の国連総会で、12月11日が国際デーの一つである「国際山岳デー」として制定されました。「国際社会が山岳地域の環境保全と持続可能な開発について考える日」だそうです。
 近年、「山と森」に・・・・・<続き
 12 ■ 漢字の日 12/12
 「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)」の語呂は「良い字一字」に通じることから日本漢字能力検定協会(漢検)が1995(平成7)年に制定しました。
 毎年、その年の世相を象徴する「今年を表現する漢字」を全国から募集し、この日に京都の清水寺で発表されることはご存知の通りです。
 例えば2011年は暑い夏が長く続きました。その年の世相を表す漢字は「暑」と決まりました。異常気象だけではなく、チリ鉱山事故など、確かに暑いことが多かったからです。
 最近は、「暑い」
・・・・・<続き
 13 ■ うるしの日 12/13
 11月13日は、日本漆工芸協会が1985(昭和60)年に制定した「うるしの日」です。
 平安時代に、文徳天皇の第一皇子・惟喬(これたか)親王が、京都・嵐山の法輪寺に籠もっていました。その満願の日が11月13日で、その日に菩薩様が夢枕に現れ、漆の製法を教えてくれたという伝説からこの日が制定されました。
 制定された1985年
・・・・・<続き
 14 ■ 義士祭(ぎしまつり) 12/14
 12月14日は、日本人で赤穂浪士の話を知らない人はいないでしょう。播州赤穂の浪士四十七人が江戸本所の吉良邸に討ち入り、仇討ちを果たした日です。
 とはいえ、私も詳細を知らず、図書館で仮名手本忠臣蔵という本を借りてきました。まだひもといていませんが、討ち入りの日までには目を通したいと思っています。
 東京は港区高輪にある泉岳寺では
・・・・・<続き
 15 ■ 年賀郵便特別扱い開始 12/15
 年の瀬も詰まってきました。半月もすると新年です。年賀状、まだ原案も考えて伊奈線でした。
 今日12月15日は年賀郵便の特別扱い、すなわち元旦に確実に配達されるには25日までに投函しなければなりません。
 来年の干支は巳ですね。・・・ なんとなく
・・・・<続き
  
 

■ 一週間を先読みする
 
 日:皇太子妃雅子さま誕生日(55歳)
10  ノーベル賞授賞式(オスロ)
12   米CPI
13  EU首脳会議・ECB定例理事会
 
 
◆ 経営コンサルタントが提供するセミナー 
 

 詳細は、こちらの当協会ホームページをご確認願います。

 http://www.jmca.or.jp/seminar/indexseminar.htm

 

 12月度

 

主テーマ 

 首都圏支部主催研修会『知修塾』

副テーマ

(仮)日本貿易振興機構(JETRO)の海外展開支援 

開催日

12月20日(木)

開催時間

18時30分 ~20時15分 (105分)

開催地

 東京都

講師名

経営士補 淵 佑次

主催者

日本経営士協会 首都圏支部

講習区分

 研修会

対象科目

 コンサルティング技術

取得単位

 0.5単位/回(講師が認定講師の場合には1単位)

詳細情報  新「知修塾」開講のご案内  首都圏支部

 

主テーマ 

基礎八科目研修会 Webゼミナール

副テーマ 

損益計算書における五つの利益

~儲けのカラクリ~

開催日

 平成30年12月23日 (日)

開催時間

15時 ~ 16時30分(90分)

開催地

 Skype

講師名

認定講師 経営士 宮地 昌之 氏

主催者 

 日本経営士協会 本部

講習区分

研修会(見なし講習会)

対象科目

財務会計

取得単位

 0.5単位

詳細情報

Webゼミナール開講のお知らせ

 

 


【経営コンサルタントの育成と資格付与】
 
 
 日本最古の経営コンサルタント団体・日本経営士協会とは