◆【経営四字熟語】経営の視点で見ると別のものも見えてきてこれを知るとあなたは尊敬の眼差しで見られる 実事求是 上ウラを取る
 四字熟語というのは、漢字4文字で構成された熟語で、中国の故事などに基づくことが多々あります。
 ところが、それだけではないのです。
 四字熟語を「経営」という視点で見ますと、一般的な四字熟語とは異なる見え方をしてきます。
 それをネタにしてあなたが他の人に話すと、尊敬の眼差しで見られるでしょう。
 永年の経営コンサルタント歴の目で見ますと、経営に直結する示唆の多いことに気がつきました。
 独断と偏見で、それを皆様にご紹介したいと思います。
 
■ 実事求是(じつじきゅうぜ) 上ウラを取る 
 
 中国清朝時代に盛んになった考証学では、「ことを実にして、是を求む」という学風で臨むことを基本としていました。すなわち、あらゆることにおいて、根拠を追求し、それを明示して、論証するという学問追求の姿勢です。

 企業経営において、問題が発生すると、その原因追及をして、再発防止に努めるという姿勢でいることは重要なことです。これがないと企業は悪い方向に向かうことが必定と言えます。

 ある経営者が、自分は社員の声に耳を傾けていると信じて経営をしていました。ところが私ども経営コンサルタントが社員にヒアリングをすると「社長は、我々の思いとは違う、自分の考えだけで経営をしている」という答えが返ってくることが多いのです。

 確かに、その社長は、なにかがあると社員を呼んでは意見を求めています。社員もそれに対して、一所懸命に答えます。ところがその時に「いや、君の考えは間違えている」ということを言い、その論拠を得々と説明して、結局自分の考えを社員に押しつける会話で終わってしまいます。

 社員は、「俺たちの意見を聞こうとするけど、それはジェスチャーだけで、結局自分の考えを押しつけてくる。結果として、俺たちの意向は全然入れられない」と次第に諦めてしまっています。

 経営者自身は、社員に意見を求めた結果、判断していると思い込んでいるだけに始末が悪いです。われわれ経営コンサルタントが、第三者的な立場で、びしっと言わない限り、その姿勢は変わらないでしょう。

 また、ある経営者は、社員の意見を求めるが、自分の都合の良い意見だけを聞くと言うことをやっています。また、この経営者は、一人、あるいは一方の集団の言葉を聞くと、それが全て、それが事実、という認識をしてしまいます。

 我々、経営コンサルタントも時として、ある情報を入手すると、それが正しいこと、事実であるというとらえ方をして、失敗することがあります。

 「刑事は現場百遍」「ウラを取る」という言葉がありますが、これはわれわれ経営コンサルタントにも通ずることと考えています。われわれ経営コンサルタントは、情報は必ずウラを取ることを忘れてはいけないと考えています。
 
 

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