■■【経営コンサルタントのトンボの目 お年寄り運転引退の美学

経営士ブログ

 

  経営コンサルタント事務所
  B・M・S・21代表 山本 修 先生
  日本経営士協会 専務理事 関西支部長

 山本先生は、美容サロンを独立開業され、その経験を元にサロン経営者に「商品管理」「顧客管理」「計数管理」を提案し、サロン経営の生産性向上に成果を上げてこられました。近年は中小企業のコンサルタントとしてもご活躍中です。

 また「日本経営士協会 専務理事」という重責を担うとともに「関西支部長」としても活躍されておられます。

 ※筆者詳細情報→ http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/0060.htm

◆  お年寄り運転引退の美学  ◆

◆ 最近目につく高齢者の交通事故

 最近、お年寄りの方による交通事故がよくニュースで取り上げられます。従来は、どちらかというとお年寄りの方は被害者になってしまうことが多かったんですが、最近ではお年寄りの方が加害者になる事故も増えているんですよね。

 日本は超高齢社会を迎え、全人口に対して高齢者の占める割合が非常に高くなっています。勿論ドライバーも、全ドライバーに対して高齢者ドライバーの占める割合が高くなっているわけですから、事故においても全加害者に対して高齢加害者の占める割合が高くなるのは当然の話です。とどのつまり、割合が高くなるとニュースで取り上げられるのも当然といえます。

 ただ、なにが問題かと申しますと、自動車は人を殺す武器になり得るということなんですよね。武器の使い手は、武器を正確に扱えなければなりません。

◆ 世代交代が必要

 いくら猪狩りの名手だった猟師さんでも、よぼよぼのおじいちゃんになると一発で猪に弾を当てることは難しいでしょうし、誤って山の御神木に玉を当ててしまって村中の問題になることもあるでしょう。そういう時はどうするかと申しますと息子が後を継いで猪を狩るんですよね。息子でなくてもいいんですけど、誰かが後を継ぐんですよね。

 それと同じく自動車の運転も世襲制のものであって、誰かが後を継ぐべきなんですよね。でも、おじいちゃんには意地があって、若いものにはまだまだ運転は任せられんという親方風情があるかもしれませんが、それでも若い者は「おじいちゃん、送りますよ」と積極的に言うべきやと思うんです。

◆ 水撒きのプロ

 ところで、街を歩いていると、たまにホースで道路に水を撒いている人がいますね。それを見ていつも思うことなんですが、あの人らは、何であんなにその手のプロやと言わんばかりの顔をしているんでしょうか。  

 道を歩いていて、前方に水を撒いている人がいるときは、こののまま歩くと水がかかってしまうけど大丈夫かなと思って近づいてみると、さっとホースを下向きにしてくれはるんです。その時のプロ感がすごいので、ああ、この人は水撒きのプロやなあと思うと同時に、いやそんなプロあるか、と思ってニヤけてしまうんです。

 この水撒きにしても、やる人が老化してくると、歩行者に水をかけてしまうかもしれません。おじいちゃんやおばあちゃんが水を撒いている時に限って水飛沫が飛来することがあります。無地のベージュ服が、ドット柄のベージュ服に様変わりしている時があります。

 プロはプロのまま引退させてあげるのも一つの美学だと考えます。車の運転にしてもそうです。しかしホースの水撒きと同じで、安全運転のプロなんかいません。
 
◆この文章を読み終わった翌日、運転免許証を返納致しました。
                                
参考資料
産経新聞夕刊掲載
笑い飯哲夫のあちこち恢


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