カシャリ!一人旅】 鎌倉五山+α ゆったり巡り 13 鎌倉五山第三位の寿福寺と英勝寺

 私どもでは、経営やコンサルティングに関する情報以外に、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。

 それらの中から、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。

【カシャリ!一人旅】は、カメラを片手に、カメラがないときには、スマホなどで、素人写真をカシャリと撮っています。

 皆様に公開するような腕前ではありませんので、公開することが目的ではなく、自分史の一巻として、自分のために整理しています。

 今回は、神奈川県南部、三浦半島の付け根にあります、歴史の街「鎌倉」を訪れました。鎌倉は、京都や奈良と同様に、私が何度も訪れたい街のひとつです。四季折々、素敵な様相を呈してくれます。

 

 鎌倉といえば「鶴岡八幡宮

 しかし、それ以外でも訪れる価値のある寺社は結構あります。

 その一つを本日はご紹介します。

神奈川県 鎌倉

 鎌倉は、神奈川県の南部、三浦半島の湘南海岸側(西側)の付け根あたりに位置しています。周囲を山と相模湾で囲まれた天然の要害の地で、源頼朝を旗頭として、北条時政、北条義時らによって鎌倉幕府が置かれました。

 鎌倉は歴史の街でもあります。鎌倉幕府は、「いい国作ろう」と歴史年表を覚えた1192年に開かれたと学びましたが、今日では、「いい箱作ろう」と、1185年説が定説になっています。

 東・北・西のいずれから鎌倉に入るとしても山を越えない、防御をしやすい土地柄です。鎌倉の代名詞のような「切通し」は、「鎌倉七口」と呼ばれる、山を切り開いた狭い通路のことです。

 近代に入ってから“鎌倉文士”と呼ばれる作家や芸術家などの文化人が住むようになり、一層着目され、ドラマや小説などの舞台にもなっています。鎌倉文学館などは、それを象徴する一つです。文学青年ではありませんが、私も、若い頃は鎌倉に住んでみたいと思ったほどです。

 人口は、18万人に届かんとする、神奈川県でも五指に入るくらいの大きさの中核都市です。

       鎌倉市公式サイト  http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/
 東京から1時間あまりで鎌倉に着きました。ロッカーに荷物を預けて、30℃を超えるような暑さの中をスタートしました。風があるので、思いの外暑さの厳しさを紛らわせてくれました。

 一泊二日の予定ですので、時間的にはゆとりを持ちながらのスケジュールです。二日間の主な日程は下記の通りです。
 
鎌倉2016 初日コース


鎌倉2016 2日目コース

鎌倉 英勝寺、寿福寺

 浄光明寺を参拝の後、再び元の道を戻り、踏切を渡ったところに英勝寺がありました。竹林もあり、創建当時からの建物が多く残っているとのことですが、月曜日のためクローズされていました。

 本日の2大参拝場所でもあり、最後の鎌倉五山第三位の「寿福寺」にたどりつきました。暑さで、多生疲労感を覚えながら進んでゆきますと静かな参道があり、その先に山門が見えました。創建は栄西、最盛期には十数カ所の塔頭を要していたとのことで、三代実朝もしばしば訪れたと印されています。参拝は参道だけで、他は公開されていません。
 

鎌倉英勝寺

「浄土宗東光山英勝寺は、江戸城を築城した太田道灌の子孫である英勝院尼の開基による尼寺です。戦いに赴くと勝つということから「お勝」と改名し水戸徳川家初代頼房の養母をしたことから、水戸家のお姫様が住職を務めています。
 仏殿、祠堂、唐門、鐘楼は、江戸時代に建てられ、揃って今日まで残っています。
 月曜日は、参拝できず、残念な思いをしました。


【 参 考 】

http://www.kamakura-burabura.com/meisyokamakuraeisyouji.htm

 1636年に創建された英勝寺の境内には、創建当時から現存する建物が数多く残っている。主要な建物である山門、仏殿、鐘楼、祠堂、祠堂門(唐門)は、すべて国の重要文化財に指定されていて、見どころは多い。
 浄土宗のこの寺は、かって水戸徳川家につながる尼寺で、太田道灌の居館の地であったといわれています。今は鎌倉唯一の尼寺で、尼寺に相応しい佇まいを見せている寺です。家康に寵愛されたお勝の方は、太田道灌の曾孫・康資の娘です。幼名をお梶といい、やがて家康の側室の一人になります。
 家康の死後、お勝の方は出家し英勝院と号しました。将軍・家光から寺地として賜り、寛永11年(1634)、菩提寺としたのが始まりです。英勝尼が、この地を先祖である道灌の屋敷跡と考えた為といわれています。
 寛永13年(1636)、寺が完成すると英勝寺と名付け、徳川頼房の娘・小良姫を玉峰清因と号し、開山としました。



月曜日のため山門は固く閉ざされていました。

 

鎌倉寿福寺

  本日の2大参拝場所でもあり、最後の鎌倉五山第三位の「寿福寺」にたどりつきました。暑さで、多生疲労感を覚えながら進んでゆきますと静かな参道があり、その先に山門が見えました。

 臨済宗建長寺派「亀谷山壽福金剛禅寺」が、寿福寺の正式名称で、正治2年(1200)に、北条政子に招かれた明菴栄西(みょうあんえいさい)の開山の鎌倉五山第三位の禅寺です。

 この地は、もともと源頼朝の父、義朝の館の跡地ですが、岡崎義実が、義朝の菩提を弔うお堂を建てていたため中止になりました。

 伽藍として、外門、山門、仏殿、鐘楼、庫裏などがあります。

 裏山には、実朝、母政子の墓と伝わる五輪塔二基や、高浜虚子や大佛次郎の墓などもあります。

 最盛期には十数カ所の塔頭を要していたとのことで、三代実朝もしばしば訪れたと印されています。参拝は参道だけで、他は公開されていません。

 

 【 参 考 】
 https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kamakura-kankou/meisho/03jufukuji.html

寿福寺(じゅふくじ)は、神奈川県鎌倉市扇ヶ谷にある臨済宗建長寺派の寺院である。鎌倉五山第三位の寺院である。山号を亀谷山(きこくさん)と称し、寺号は詳しくは寿福金剛禅寺という。本尊は宝冠釈迦如来、開基(創立者)は北条政子、開山(初代住職)は栄西である。鎌倉三十三観音第24番。鎌倉二十四地蔵第18番。境内は「寿福寺境内」として1966年(昭和41年)3月22日、国の史跡に指定された。

 

外門から山門が正面に見えます。
そこの敷石道は静寂間が漂い、
距離の長さからも五山第三位の威厳を感じます。

 

仏殿前には4株のビャクシンがあり、
往時の面影を残しています。

 

  英勝寺寿福寺

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神奈川県鎌倉25 浄光明寺(本堂 楊貴妃観音・不動堂・鐘楼) 
神奈川県鎌倉26 英勝寺寿福寺

 

 鎌倉2016は、これを持って終わりです。

 引き続き、充実させてゆくつもりでいますので、ご愛読の程をお願いします。

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【カシャリ!一人旅】 東京散歩

 大阪在住のあるベテラン経営コンサルタントが、「東京は緑が多い」と言っていました。東京に住んでいますとそれほど感じませんでしたが、確かに東京には処々に公園もあり、緑が多いですね。時間を作って訪れる価値あるオアシスが、東京のど真ん中ににある、大変静かな佇まいを発見することもあります。

東京都は、明治に京都から遷都して以来、日本の首府です。東京が、通称23区と呼ばれる特別区、多摩地域、島嶼部と呼ばれる3つの地域に分かれているということを、地方の方は意外とご存じないようです。多摩地域には、2000m近い山もありますし、多摩川を初め河川もいろいろとある自然豊かな地域でもあります。

 公園や寺社仏閣もありますので、ご紹介します。
 

 飛鳥山公園 飛鳥山は、1873年(明治6)の太政官布達により指定された日本最初の公園
 上野恩賜公園 寛永寺境内、桜の名所だけではなく博物館、動物園、美術館等文化の香り高い
 旧古河庭園 北区にある洋風庭園と日本庭園が併存するユニークな東京都が管理する庭園
 旧安田庭園 東大安田講堂に名を残す安田善次郎を記念した潮入池泉回遊式庭園
 教育の森公園 旧東京教育大学(現筑波大学)の跡地、緑ゆたかな、区民の憩いの場
 小石川後楽園 水戸徳川家屋敷跡、中国の地名のついた池や堤のある回遊式築山泉水庭園
 皇居 江戸城跡地、御所、宮殿、宮内庁関係の庁舎、紅葉山御養蚕所などがある
 皇居乾通り 紅葉 春季と秋季に皇居乾通りの一般公開がなされ、春季は桜、秋季は紅葉の場
 皇居東御苑・二の丸庭園 旧江戸城の本丸と二の丸を開放、四季折々の花々と広々とした芝で憩える
 護国寺 真言宗豊山派大本山、綱吉が生母桂昌院の願いにより創建した祈願寺
 御府内八十八ヶ所巡り 四国巡礼を模した江戸寺巡りは、江戸時代からあったのですね
 新江戸川公園(文京区) 細川家の下屋敷、江戸時代の純日本式武家庭園、起伏ある回遊式泉水庭園
 浅草寺・伝法院庭園 大化元年(645)建立、浅草観音として親しまれる都内最古の寺院
 千鳥ヶ淵 江戸城内堀、形状が千鳥に似ていたという特別史跡、桜の名所