◆◆【時代の読み方】日本の長時間労働 2016/08/02
時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。
◆ 日本の長時間労働 2016/08/02
「日本人は勤勉である」とかつてはさかんに言われました。ところが、昨今では、「日本人は働き過ぎ」「日本人の労働効率は、先進国中で最悪」などと、陰口をたたかれています。
労働時間の実態を見てみましょう。長時間労働というのは、週に49時間以上を指します。働いている人に対する、長時間労働をしている人の割合は、下記の通りです。
日本 21.7%
アメリカ 16.4%
イギリス 12.3%
フランス 10.8%
ドイツ 10.5%
フランスやドイツの、ほぼ倍にのぼりますし、先進国中でも日本がずば抜けて多いことが解ります。
こうした長時間労働の結果、過労死した人の遺族が、過労死の労災請求をした人の数は、2015年には283人にまで及びます。
今後労働基準法第36条、通称「サブロク協定」が見直されるでしょうが、世界の標準からはまだまだほど遠い状況で落ち着くのではないでしょうか。
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