■■【一口情報】経営コンサルティング業成功要因の一つが「愛」

 

 1970年代から経営コンサルティング業に従事していることもあり、これから経営コンサルタントを目指す人や、時には学生さんから「経営コンサルタントで成功するには、どうしたらよいのでしょうか?」という質問をよく受けます。


 もし、そのような方法があるのでしたら、私が知りたいくらいですし、それを知っていたら有名コンサルタントになっていたかもしれません。このようにお答えしています。


 しかし、失敗している経営コンサルタントを見ますと、いくつかの共通点があるように思えます。


 その一つが、「家庭内不和」を挙げられます。


 独立起業して、経営コンサルタント業を開業したときに、頼りになるのは家族です。換言しますと、家族の理解と協力なしには、独立起業で成功するのは難しいでしょう。夫婦仲が悪ければ、外に出てコンサルティングをしようと思っても、つい、言葉が厳しくなってしまったり、精神的に不安定であったりしかねません。


 テレビの長寿番組の一つに「世界、ふしぎ発見」という番組があります。


 ある日の放映の中で、「愛」についての番組がありました。「愛」と言えばフランス人と連想されるほど、シャンソンなどでも使われるテーマです。その番組では、フランス人は「愛」を大切にするだけに、いろいろな愛の形を求め続け、結局、結婚して一人の異性だけをその対象とするのでは、愛の形が固定化してしまうと考えるようです。それが、フランス人の結婚年齢が上昇の一方であるという統計に出ているといいます。


 「愛」というと情熱的なイタリア人もないがしろにできません。


 イタリア人は、フランス人と多少異なり、愛と結婚が結びついているようです。イタリアには、高齢の仲の良い夫婦が多く、高齢者住宅もあるようで、そこでの取材結果が、番組の中で紹介されていました。


 「愛を長続きさせる秘訣 4カ条」


 1.スキンシップを大切にすべし

 2.喜びを分かち合うべし

 3.ユーモアを駆使すべし

 4.素直に愛を伝えるべし


 いずれも、なるほどと思いますが、はたして実行しているだろうか、実行できるだろうか、と考え込んでしまいます。日本の老夫婦は、「1のスキンシップ」や「4の愛を口にする」ということが苦手なのではないでしょうか。


 ところが、この番組に登場されたイタリアの老夫婦達は、喧嘩しながらも仲良く生活していました。


 反省!