■■【新米コンサルタント起業日記】9月1週総集編 家族総出 0901
【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。
経営コンサルタント起業日記を読むポイント
日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンで、産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
そのような中で直属上司とぶつかることが多い竹根は、商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのか、それとも、別な道を歩むべきか、迷った挙げ句の決断は、日本を代表するコンサルティング・ファームである竹之下経営にお世話になることに決めた。
商社マンを辞めて、経営コンサルタント業界に一歩足を踏み入れた竹根である。連日、今まで体験したことのない中で、日本経営士協会のチュータリングサービスで経営コンサルタントとしての自分を磨く毎日である。
毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部のブログでは翌朝の発行となることもあります。
【 注 】
ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。
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9月1週 家族総出 0901
■ トップは公平・公正たれ 0911
経営士ブログという、経営コンサルタントが、毎日複数本のブログを発信しています。これを読むのが楽しみである。先日の「電通鬼十訓 第4訓」は、「社員のメリットを優先し、トップとして公平・公正なる判断をする」というテーマであった。
経営者・管理職の多くは、自分の出世や懐具合を重視していると思う。しかし、成長している企業というのは、社員を大切にしているのである。電通鬼十訓という様な大企業でさえも、これが「十訓」に含まれていると言うことは、必ずしも実施されていないからなのであろう。
その中で目を引いたのが「お金が欲しければコンサルタントをやるな」という件である。経営コンサルタントは、人のため、世の中のために働く職業であるという。私への大きな教訓であるとともに、この筆者に一層の親近感と共鳴を感じる。
電通鬼十訓 ←クリック
http://www.glomaconj.com/keieisha/dentsu10kun/dentsu10kun00index.htm
■ 家族総出の顧客開拓物量作戦 09112
手紙作戦も、絶対数不足で効果が出ていないので、先週見込み客リストの追加をした。念のため案内文を見直し、追加リストを基に案内文と封筒印刷をした。
妻がまた手伝ってくれているのを見て、小学三年生の娘が手伝ってくれた。それを見ていた、二歳の息子であるが、自分もやりたいのに何も手伝いができない。妻が、手伝いらしいことを娘にやらせると、自分も手伝いをしている気持ちになるのか、嬉々としてやり出した。
夕方までかかったものの、二〇〇通を発送するのが精一杯であった。リストは、まだ百社くらい残っている。明日また、それを基に発信しようと思う。
■ ウェブサイト構築作戦 09113
匠製本機械の萩野専務を訪問し、社長も交えて、かねてから話をしていたウェブサイトについて提案説明を始めた。
まず、ウェブサイト構築の基本的な私の考えは説明した。「ウェブサイトは、ウェブサイト構築者がコンテンツを作成や運営を行う」ということを主張した。すなわち、ウェブサイトをどこかの企業に作らせ、そのまま任せてしまうのではなく、コンテンツの改訂も、そのアップロードも全て自分達で行うという考えである。
会社の概況など、ウェブサイトの基本的なコンテンツのうち、商品関連の情報を除き、すでに作成をしてあるので、持参したパソコンでローカル状態で見せながら説明をした。短期間に良くここまでできたと社長からの褒め言葉が出たが、早くできた種明かしをした。
ホームページビルダーというソフトウェアにCSSテンプレートという機能があり、そこに基本的な情報を入れ込んだだけであると説明した。今後は、商品関連情報のコンテンツを作成する必要性を説明した。
当面は、カタログをベースに私がコンテンツ制作をするが、それができるまでは、カタログをPDF化して、閲覧者にダウンロードしてもらう方法を提案した。それにより、すぐにホームページの基本としてのコンテンツ発信ができることも了解してもらえた。
商品コンテンツ制作と並行して専務にホームページビルダーの操作方法を説明し、最終的には専務がコンテンツ制作の中心となることを決定した。
ご高齢にもかかわらず、大変な勉強家である専務は、直ぐに理解できたようだ。社長は、これほど簡単にウェブサイトができることに驚嘆の声が上がった。私からは、これは最低限度のコンテンツで、今後お客様がたくさん見てくれるような、ニーズに即したコンテンツアップが必要である旨を伝えた。