■■【一口情報】 スマホのワンクリック請求手口に引っかからない法
時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。
■ スマホのワンクリック請求手口に引っかからない法
IPA(情報処理推進機構)によりますと、スマートフォンの「ワンクリック請求」に関する相談件数は、2014年4月に急増後、高止まりの状況が続いてきました。
それまでは請求画面の表示が中心であったのが、「請求画面の表示と同時に写真を撮られてしまった」という相談が寄せられるようになりました。これを「ワンクリック請求」とよび、その対処方法が公開されました。
IPAからの情報を要約してみましたので、参考にしてください。
◆ 請求画面表示とシャッター音のトラブルが急増
スマホの請求画面は、保存されたデータがブラウザに請求画面が表示されているだけです。パソコンの場合には、悪意あるサーバーに繋がっている可能性が高いので、パソコンに比べてスマホのこの画面は、実害に繋がることは少ないでしょう。
請求画面が表示された時に、シャッター音が聞こえることがあるので、写真を撮られてしまったように錯覚することがあるかもしれません。画面から音が出ているだけです。スマホでは、カメラ機能を制御したり、撮影したり、その写真をネットワーク経由で送信したりすることはできません。
しかし、そうだからと言って安心はできません。利用者がスマホを操作したのを契機に、ブラウザ上で音楽ファイルを再生させることは、技術的に可能です。気持ちは良くないですが、データ流出はありません。
【参考情報】
トレンドマイクロ株式会社:スマホを狙うワンクリウェアに新たな手口
- カメラ撮影音の鳴動や位置情報の送信も
http://blog.trendmicro.co.jp/archives/4853
◆ 自動的に電話を発信
スマホで、シャッター音を鳴らして、あたかもスマホを操っているように誤認させる手口とともに、IPAでは、別のトラブルについては紹介しています。登録完了画面が表示された後に、自動的に電話を発信させてしまうウェブサイトがあります。
このウェブサイトにアクセスすると、登録完了画面が表示されます。登録に関する情報確認画面がポップアップされます。このメッセージのOKボタンをタップすると、電話発信を確認するポップアップが表示されます。このときに、電話発信の操作をしてしまうと電話がかかってしまいます。
電話の発信先は、これを仕組んで相手に電話がかかってしまいます。相手も確実にこちらの電話番号を取得されるために、発信先である186が番号の先頭についています。こちらが「非通知設定」にしていても、電話番号が相手に通知されてしまいます。発信されないように操作に注意が必要です。
この手口では、電話発信をキャンセルしても、登録完了画面に強制的に戻り、再び先ほどの画面が表示される「ループ状態」になってしまいます。絶対に発信しないことがポイントです。今まで通り、スマホが使えないわけではなく、そう思い込ませるだけです。
【解決策】
では、どの様な対策を打ち、どの様に解決をしたら良いのでしょうか?
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