■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】3月2週 独立起業初日 14-3-2-1
【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。
経営コンサルタント起業日記を読むポイント
日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのでしょうか、それとも、別な道があるのでしょうか。
迷った挙げ句、部長に退職願を提出した。心機一転してコンサルティング・ファーム竹之下経営に入社したが、戸惑うばかりである。こんなことも体験・・・
【 注 】
この日記(週記)は、平成26年3月1日から当ブログで紹介してきました日記をリニューアルして、再掲載しています。日付と曜日がマッチングしていませんので、ご承知おき下さい。
3月2週 脱サラ生活始まる
■ 独立起業初日 14-3-2-1
晴れてサラリーマン卒業
そんな晴れ晴れした気持ちではなく、独立起業初日を迎えた。
どちらかというと堅実な性格である竹根が、サラリーマンを辞めると言うことは、竹根を知る人はおろか、竹根自身でも考えられないことである。
何十年ぶりかで朝寝をむさぼった。子供達が、パパが寝床にいるのをめざとく見つけて馬乗りになってきた。娘の柔らかい髪の毛が、私の顔の上をそよぎ廻った。くすぐったいと言うより、気持ちよく感じた。
午後、親友の秋元が来てくれた。私の好きなキリマンジャロを持ってきたので、妻がおいしいコーヒーを入れてくれた。いつもの秋元らしくなく、口数が少ない。私のサラリーマン卒業をしずかに祝ってくれた。
穏やかの一日を、妻も演出してくれ、夕食は、得意なビーフシチューであった。秋元は、妻と赤ワインで乾杯、私も一舐めした。バーガンディの赤は、私の鼻腔から脳の疲れを外に蒸発させてくれるように抜けた。
何もしない一日であったが、暇をもてあますことはなかった。
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