■■【経営コンサルタントのトンボの目】 からだ こころ いのち再生の時代

  経営コンサルタント事務所
  B・M・S・21代表 山本 修 先生
  日本経営士協会 理事 関西支部長

 山本先生は、美容サロンを独立開業され、その経験を元にサロン経営者に「商品管理」「顧客管理」「計数管理」を提案し、サロン経営の生産性向上に成果を上げてこられました。近年は中小企業のコンサルタントとしてもご活躍中です。

 また「日本経営士協会 関西支部長」として活躍されておられます。

 筆者詳細情報 http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/0060.htm


        ◆  からだ こころ いのち再生の時代  ◆

            ~ ゆるんで弾力ある身体を ~


 ゆるキャラ、ゆるいアニメ、ゆるいファッションなど、ゆるみ志向の文化がここ15年余り続いており、また、リラクゼーションや脱力への関心も高い。しかし、本当にゆるむ必要のあるのは身体の何処なのか、どうしたらよくゆるむのか正確に捉えている方は少ないようである。 身体が実質的にゆるむのは、雰囲気としてのゆるさとは次元の違う、深い快感をもたらし、人の再生力を高めることである。


■ 疲れたときには部分浴

 ある人が心労で、寝ても疲れが取れないとげっそりしていた。人は思い悩んで苦しむときには、肘から手の先までが硬直でガチガチになり、発想が乏しくなって、一層悩みに陥り易い。

 指の一本一本を引っ張って伸ばした後、熱々のお湯に肘だけを入れて温めると硬直は随分ゆるんで、頭が軽くなったと言う。ゆるむと睡眠も深くなって疲れがとれる。頭が疲れて肘が伸びなくなったときの肘湯は漫画家の長谷川町子さんも愛用していたそうである。

 全身浴よりも硬直した部位の部分浴の方が、ゆるめる効果は高いという。東日本大震災の後に重宝された足湯も、ショックと不安で縮んだアキレス腱をゆるめ安心感をもたらすものである。

 現代人の慢性的な疲れ目への熱い温湿布も肩や骨盤までもゆるませて生き返る思いがするだろう。

 心労を貯めこまないで、話したり泣いたりするのでも、身体はゆるんで楽になる。誰もが子供のころに泣き寝入りをしたことがあるであろうが、泣くとはその位身体がゆるむのである。笑うのもまた胸のつかえが解けたりしてゆるむのである。


■ 緊張と脱力

 身体に手を当ててじっと気を注ぐようにする愉気も身体をゆるませる。疲れが取れないときは肝臓が疲れていることが多いので、お腹の肝臓の上あたりに手を置いて愉気をすると、深いところから元気が回復するであろう。

 疲れて重荷を負った方も、疲れが取れると荷は案外軽く感じるのではないか。よく肩などをもむ人がいるが、生き物である身体は、もむと反応でかえって硬くなりもみ返しがきたりする。

 肩はギューと耳につける気持ちで持ちあげてポッと落とす。緊張の頂点で脱力するのが、もむよりも上手なゆるめ方である。

 寝る前に布団の中で両手を頭の上で組み、腕と脚をいっぱいにギュッと伸びをし、その頂点でポッと力を抜く、身体をゆるめて熟睡できるいいやり方である。

 冷症の方は足の第4指が硬く縮こまって、これを引っ張って伸ばすと、悲鳴を上げるほど痛がるが、汗が出てポカポカ熱くなっている。是非一度試してみては如何でしょうか。


 読者のみなさんも御多忙な毎日、折れずにしなやかに生きる為にも、ゆるんで弾力のある身体にしていこうではありませんか。

   参考資料 産経新聞掲載 平山満紀氏 著より

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