【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。
経営コンサルタント起業日記を読むポイント
日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのでしょうか、それとも、別な道があるのでしょうか。
迷った挙げ句、部長に退職願を提出した。心機一転してコンサルティング・ファーム竹之下経営に入社したが、戸惑うばかりである。こんなことも体験・・・
【 注】 日記から週記へ
2013年11月24日から、日記ではなく「週記」になりました。週のうちに数回新規記事をアップロードします。また、逐次部分改訂をしますので、引き続き毎日ご覧下さると幸いです。
【注】
ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。
【あらすじ】 【登場人物】 【作者紹介】 ←クリック
■ 経営の光と影 0127
先輩から依頼されている雑誌の原稿書き業務があるにもかかわらず、講演会の支援にかり出された。
講演会は午後一時半から開始であるが、会場準備などで十時過ぎに会社から移動した。
大田区にある産業振興関連の団体主催であるが、実質的には竹之下経営が企画から運営、講師派遣までを代行している。会場は、大田区のPIOという産業支援のための施設で、十階建ての立派なビルである。その六階に一〇〇人ほどはいる小ホールがある。
今日の私は、その受付担当である。
来場者は、大田区の町工場の社長さんで、私がクライアントとしたいような人達であるので、親しみを感じながら受付業務を進めた。
講師は、竹之下経営の竹之下社長である。今まで社長の講演をまともに聞いたことがないが、受付業務が終わる、講演開始から三〇分くらい経ってから、受付と講演会場を行ったり来たりする間に、竹之下社長の講演風景を見ることができた。
「経営には光と影の部分がある」という件が耳に入ったが、出入りをしていたので、その前後のつながりはわからない。しかし「光と影」などという表現を巧みに使う当たりは、講演に慣れている日との常套句なのかもしれない。
前号の【経営コンサルタント竹根の起業日記】 ←クリック
【 注】 切り替えタイミングによって、前号掲載がないことがあります。