【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。
経営コンサルタント起業日記を読むポイント
日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのでしょうか、それとも、別な道があるのでしょうか。
迷った挙げ句、部長に退職願を提出した。心機一転してコンサルティング・ファーム竹之下経営に入社したが、戸惑うばかりである。こんなことも体験・・・
【 注】 日記から週記へ
2013年11月24日から、日記ではなく「週記」になりました。週のうちに数回新規記事をアップロードします。また、逐次部分改訂をしますので、引き続き毎日ご覧下さると幸いです。
【注】
ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。
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■ I 社訪問 0117
農薬を中心とした農業関連資材商社のI社は、山梨県甲府市にある。特急開示に乗って甲府駅まで行き、そこから身延線に乗って三つ目の南甲府という駅で降りた。投句に見えるアルプスは雪をかぶり、駅を降り立つと吐く息は白い。
I 社では、丁重な扱いを受け、こちらの質問について回答を得たり、資料を提供してもらったりした。
帰りは、甲府の駅まで送ってくれるというので、とりあえず、山梨県庁に連れて行ってもらった。そこで、産業振興の係長が応対してくれ、山梨の地域別の産業資料を含む、各種の資料提供を受けた。
■ I 社向け調査 0116
農業資材関連の商社であるI社は甲府にある。明日、訪問したい旨電話をすると、快く受けてくれた。
私が担当する唯一で、最初の診断企業である。担当は市場部門である。市場部門というのは、マーケティングの視点で診断書を書くのである。市場データなど、Excelでの作業が多いので、パソコンを苦手とする先輩が多い中、嫌われる担当であるが、私の専門であるマーケティングなので、熱が入る。
これまで、周りの人に振り回されてきたが、昨日の綿貫先輩からのネチネチ依頼を上手に断れたことに自信を持てることになり、今後は自分の仕事を重視しようと決意した。
すでにネットで農業資材関連の工業会や関連団体のリストを作ってあるので、それを順番に廻ることにした。
まずは、農薬工業会である。
農薬工業会は、国内の主要な農薬製造業者を中心として組織された任意団体です。前身は昭和21年に設立された(社)農薬協会で、戦後の農薬の検査・統制の役割を果たし、昭和28年(1953年)に現在の農薬工業会となりました。
意外と小さな事務所でしたが、農薬に関する書籍や資料は整っていた。インターネットでは入手できないような欲しい情報が揃っていた。他を廻るつもりであったが、とりあえず、帰社することにした。
資料を見ながら、整理の方法を考えているうちに、すでに終電には間に合わない時間となっていた。とりあえず、会社の仮眠室で寝ることにした。
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