■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 十月二日 経営コンサルタントへの第一歩


 
 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。


 経営コンサルタント起業日記を読むポイント

 日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
 最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのでしょうか、それとも、別な道があるのでしょうか。
 迷った挙げ句の決断は??
 毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部は翌朝の発行となることもあります。

【 注 】
 ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。

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 十月二日 経営コンサルタントへの第一歩

 
いよいよ、経営コンサルタントとして第一歩の準備を始めなければならない、と考え始めたら昨晩は、ほとんど一睡もできなかった。

 だからといって、具体的に何をしたら良いのかが決まったわけではない。

 会社にいる間、社内で人にすれ違うと「退社するんだって?「転職と聞いたが・・・」と半信半疑な人が声をかけてきた。情報の早さとその広がりの大きさに驚いたのは、お客様から「辞めないで欲しい」という電話やメールが何本も入ったことである。

 竹之下経営の畑上先輩に昨日会うつもりでいたが、先輩の都合で今日になってしまった。

 社内にいると、いろいろな人から退社のことで話し掛けられるので、五時を過ぎると早々に会社を出た。約束まで大分時間が合ったので、神田駅前の書店に入った。独立起業に関する本というのが意外とたくさん並んでいるので、その中から3冊ほど購入した。

 約束の時間の十五分前に、竹之下経営の玄関を入った。何度か来ている会社だが、今日は何となく違った。この玄関をこれから毎日通るのかと思うと、同じ景色が違って見えたのである。

 畑上先輩に応接室で会い、よろしくお願いしますと挨拶をすると、すぐに副社長を呼びに行った。副社長が社長とともにわざわざ来てくれた。紳士である社長は、言葉少なに手をさしのべて握手をしてくれた。カラダの割には、がっしりとした手であった。


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