■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 九月二二日 あたり前


 
 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。

 経営コンサルタント起業日記を読むポイント

 日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
 最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのでしょうか、それとも、別な道があるのでしょうか。
 毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部は翌朝の発行となることもあります。

【 注 】
 ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。

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 九月二二日 あたり前

 日曜日恒例の妻のショッピング支援から戻り、久しぶりに経営コンサルタントのバイブルを引っ張り出した。妻が朝から自分をじっと見ているような気がする。

 昨日気になった「バランス感覚」とは何かを考えるためである。ところが「あたりまえのことがあたり前にできる企業づくり」が経営コンサルタントの仕事に一つである、というところに目が移ると「バランス感覚」のことは忘れてしまった。

 日本経営士協会理事長の口癖だと聞いている。

 「あたり前」というのは、人によって違うはずである。そうだとすると「あたり前」のことができているのかどうかは、一概に言えないのではないか。ひょっとすると、理事長が言う「あたり前」というのは、私が考えている「あたり前」とは違うのかもしれない。

 雲の上の人の考えることには、まだまだとうてい及ばない。

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