■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 九月十三日 紙折機


 
 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。

 経営コンサルタント起業日記を読むポイント

 日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
 最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのでしょうか、それとも、別な道があるのでしょうか。
 毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部は翌朝の発行となることもあります。

【 注 】
 ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。

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 九月十三日 紙折機

 昨日の畑上さんからの電話のことが気になる。天下の竹之下経営の社長が直々に会いたいというのである。中途半端な気持ちで逢って良いものなのかどうか。

 午後、匠製本製作所という会社の専務取締役という人が訪ねてきた。

 白髪の品のよい人である。同社は、製本機械の専門メーカーで、今後海外展開をしたいという。私は、印刷機械はこれまでも輸出入とも手がけて来たが、製本機械はあまり馴染みがないというと、丁寧に説明をしてくれた。とりわけ紙折機は、製品の精度の高さでは、海外メーカーには絶対に負けないというのである。

 とりあえず来週訪問する約束をし、検討のためにカタログと国内定価表をもらった。

 専務さんが帰られてから、そのカタログとパラパラと見出したが、どの機械もださいデザインである。ネットで、関連メーカーのサイトを見るとこの会社のレパートリーの広さがわかる。

 精度のことを言っていたが、カタログ上では差はなさそうである。

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