■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 九月十日 前半主義


 
 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。

 経営コンサルタント起業日記を読むポイント

 日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
 最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのでしょうか、それとも、別な道があるのでしょうか。
 毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部は翌朝の発行となることもあります。

【 注 】
 ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。

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 九月十日 前半主義

 九月に入って、すでに十日持ってしまっている。進捗管理システムを見ると、月次計画総額に対しては三六%であるので、月の三分の一を経過した時点ではまずまずの達成率である。

 しかし、先日日本経営士協会の営業・マーケティング講座で理事長がおっしゃっていた「前半主義」という考えで作成した月次計画線に対しては大幅に未達成な状態である。

 前半主義というのは、期間の三分の一を経過した時点で当該期間の計画値の八〇%を、三分の二を経過した時点で、計画値をクリアしていなければならないという考え方である。すなわち残りの期間では、将来のための布石を打つことに重点をおく営業パターンである。

 なぜ、前半主義による計画線に未達なのか、個人別に数字を見ることにした。いつもながら、達成度の高い部下と、相変わらず低迷している部下が明確に分かれた。

 常務に提出する営業データ分析に私の気持ちがシフトしすぎたことを思い知らされた。


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