■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 九月三日 ヘッドハンティング


 
 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。

【 注 】
 ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。


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 九月三日 ヘッドハンティング

 常務に提出するレポート作成のスケジュール見透しが付き、スケジュールを立てやすくなったので、昼休みに竹之下経営の副社長に電話を入れた。

 今夜にも逢いたいとのことで、夜やろうとして販売管理システムの作業を中止して、副社長に会うことにした。

 本社は大阪の北浜にあるが、東京事務所は神田で会った。

 コンサルティング・ファームに行くのは、初体験であるので、これまでに体験したことの内勤長官を覚えた。神田駅でトイレの鏡で自分の姿を確認し、受付に入る前にネクタイの締め具合を確認した。

 夕方の六時だというのに、たくさんの人が仕事をしているが、空席もたくさんある。もう帰宅した人が多いのかと思ったら、受付嬢が、まだ帰社していない人が多く、出張しているコンサルタントも多いので空席が目立つのだと、私の気持ちを読んだように説明してくれた。

 副社長室に案内されると、そこには紹介してくれた先輩とでっぷりとした人が話をしていた。

 その後で、近くの小料理屋へ三人で向かい、そこで話すことになった。私のアメリカ勤務中のことを副社長は聞いていたらしく、アメリカでの経験や、国内に戻ってからのことをいろいろと聞かれた。

 経営コンサルタントの経験もない、資格を取ったばかりの自分に、経営コンサルタントにならないかという誘いの話でもないだろうしと思いながら応答していた。

 私に関して判断ができたのか、「実は」と言いながら、経営コンサルタントとして迎入れたいという話になった。

 もちろん、経営士補の資格を取ったばかりで、経営コンサルティング経験もないと反応をした。緊張した雰囲気である。

 「どんな経営コンサルタントも、始めは未経験者ですよ」という副社長の言葉に雰囲気が和んだ。もちろん、共編時をしなくても良いとのことであったが、乖離に同じ道を辿る先輩から、副社長はすぐに来て欲しいという意向であることを聞いた。

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