■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 6月29日 経営コンサルタントとは
【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。
【 注 】
ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。
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6月29日 経営コンサルタントとは
土曜日の午前中は、コーヒーを飲みながら、考え事をしたり、本を読んだり、好きなクラシックを聴いたりとすることが多い。
最近、自分が経営士・コンサルタントを目指していると意識することが多くなったような気がする。そのたびに「経営コンサルタントとしてのドメイン」「経営コンサルタントとしての専門性」というような言葉が頭の中をグルグル回る。
今朝は、ドボルザークの新世界を聴きながら、経営コンサルタントのバイブル、こと「経営コンサルタントへの“秘密”の道」という本を手に取った。これまで何度、この本を手にしたことか、そんなことを思いながら、パラパラをページを繰り始めた。
「経営コンサルタント」という枠記事が目に飛び込んできた。広辞苑によると「「企業経営の相談・診断・助言・指導を行う人」と、いかにも国語辞書らしい表現である。私が求めている「経営コンサルタントとは」という疑問を解決するにはほど遠い説明である。
6月28日 商社マン
月末の最終日なので、部課の月報を見たり、自部門の計画と実積との数値を見たりした。
毎月計画数値と、実積、その際分析などを毎月行う。こんなことをこれからも続けるのか・・・などという思いがよぎった。
これが商社マンか・・・ これがサラリーマンの宿命か・・・
6月27日 経営コンサルタントのお勧め図書
昨日発行された「経営士ブログ」で、タイトルを見て面白そうだと思っていながら、見ずにおいたブログがある。【経営コンサルタントのお勧め図書】というブログである。
毎月第4火曜日に発信されブログで、日本経営士協会の会員が、ご自身が読んだ本の中で興味を持たれた書籍が紹介されている。経営士・コンサルタントが、どのような本を読むのか、それを知るだけでも興味がある。
毎号、その中身も期待を裏切らない。
今月号は『医療のからくり』という本である。日本の医療技術は高いものを思っていたのに、実はそうではないことを知った。医療制度そのものにもいろいろと問題があるというのである。
本書の著書である和田秀樹氏は、論理思考についてもユニークな考え持っていて、以前その著作を読んだことがある。氏のレパートリーの広さに恐れ入った。
6月26日 知修塾と塾員登録
昨日は、惰性的に知修塾の申込をしたが、そういえば知修塾のコーディネータをしている笹本先生が「塾員登録をしては?」と誘ってくれたことを思い出した。「塾員登録」とは何だろう?
なにげなしに経営コンサルタントへの道サイトを開いてみると、そこに知修塾(←クリック)に関するページがあることがわかった。
http://www.glomaconj.com/seminar/seminar/jmca_chishujuku.htm
そのページによると「知修塾とは、知識の修得と表現力の養成をすることにより、経営士・コンサルタントとして、プロフェッショナルな活動ができるようになることをコンセプトとしているユニークな研修会」という説明があった。
そう言われると先輩会員から知修塾について聞いたことを思い出した。単なる座講による、受け身の研修ではなく、会員が講師となって、自分の研究結果を発表する研修会である。すなわち、受講者は講師の話を聞いて知識を吸収するだけではなく、その内容や話方やプレゼンテーションのやり方についてのコメントも出さなければならないという。
受講する側も、意見やコメントを言わなければならないから、それだけでも人の前で話をするという表現力の養成に繋がる。
知修塾のユニークなところは、受講するだけではなく、輪番で講師にならなければならない。
ただし、講師を担当するには「塾員登録」が必要なのだ。
先輩の前で講師をするなんてとてもできないので、塾員登録をすることは止めることにした。
6月25日 セミナー案内メールマガジン
毎週火曜日には、日本経営士協会からセミナー案内メールマガジンが配信される。今日は「5」のつく日なので、レギュラー版も配信されてきている。
何となく疲れを感じた一日であったので、セミナー案内のみを開いた。7月の知修塾と財務初級講座の開催案内である。とりあえず知修塾の受講申込をした。
6月24日 著名な経営コンサルタントが経営実務までやるのか?
経営コンサルタントというのは、経営に関する高度な知的な業務のみを行うプロであると考えていたのが、実務的な部分までも支援するということが終日頭を離れなかった。
夜、ぼんやりとTVのビジネス番組を見ていたら、有名な女性評論家?が何やらはなしていたが、内容を全然把握していなかった。実際に、この番組に出ているような有名な先生が、実務までやっているのだろうか?
6月23日 経営コンサルタント業務の範囲
日曜日は、定例の儀式である妻の食料品や日用品の買い出しのアッシーであり、荷物持ちでのお供である。買い物が長くなったので、ファストフード店に入り、昼食を済ますことにした。
食欲があまりないのでチキンのフライとレタスをバンで挟んだ○○チキンとコーヒーを注文することにした。子供達は暑いので冷たい物を注文したいという要求に妻が応えていた。
私は、○○チキンを方張りながら、経営コンサルタントのバイブルを開いた。部分的には何度か読んでいるはずなのに、紐を解くとまた新しい発見がある。今日もその期待を込めてページを開いた。
アッと小声を上げたらしく、妻や子供達だけではなく、周りの人の詰めたい視線を感じた。
「依頼主が、自分の会社・組織のどこに問題があるのか、問題点がわからないこともあります」という記述は、経営コンサルタントの存在価値を考えると当然である。ところがその次の文章である。
「問題はわかっていながら、どう対処したらよいのか困っていることもあります」
企業は、自分で問題がわかっていながら、経営コンサルタントに依頼するというのは、具体的な解決策を経営コンサルタントに求めるので、ここも自分の理解が届く範囲であった。
それに続く文章が「それどころか問題も、その解決策もわかっていながらコンサルタントに依頼してくることもあります」という下りで、どうも大きな声を上げたようである。
経営者は、自分で、自社の問題点も、その解決策もわかっていながら、経営コンサルタントにコンサルティングを依頼するというのである。始めは「そんな莫迦な!」と思ったりもしたが、バイブルがおかしなことを教えてくれるはずはない。
これこそが、先日、文具店の経営者が経営コンサルタントに業務を依頼するだろうかという疑問の答えなのかもしれないと思った。
中小企業や零細企業では、問題も解決策もわかっていながら、それを実行するために人材がいないところが多いと言うことなのだろうと納得した。
だが、それが気になり、帰宅後親友の秋元に電話をした。
ショックだったのは、彼はすでにそのことを私以上に理解していたことである。
経営コンサルタントは、知識や情報の切り売りだけではなく、実務的な部分までも支援することがあるのだろう。
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