「感謝」は心を開く扉 | 人と組織がうまくいくブログ

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燃える集団を作る専門家 川添香です。

 

このところ、「つながり」について書いていますが、どうやったら人とつながれるんでしょう。

 

まず心が開いていないと人とつながれません。

「感謝」が心を開く扉になってくれます。

 

人と書きましたが、「世界」と言い換えてもいいかもしれませんね。

 

心理学者のロバート・エモンズは「感謝」を

「人生に対して、驚嘆と、喜びと、ありがたさを感じること」と定義しているそうです。

 

まあ、こんなことを書いていますが、「感謝」に対しては私は相当抵抗していた時期があります。

そのころ自己犠牲感満載でした。誰にも感謝されてないのに、感謝できない!と理屈をこねていたわけです。

(今から考えると、相当恥ずかしいやつです)

 

ですが、感謝は、何かしてもらったからとか、幸運に巡り合ったからするとかそういうたぐいのものではないようです。

 

「人生に対して、驚嘆と、喜びと、ありがたさを感じること」

 

どれだけ今あるものに気づいて感謝できるか、どれだけ充足感をもって生きられるかその意味なんですね。

ありがとうは「有難し」。

 

組織開発を行う際にも「感謝」は重要なポイントです。

システム・コーチングにも「感謝」のワークがあり、一人に対して複数の人から感謝を伝えてもらうシーンを作っていきます。

もちろん、前後の流れを考慮しながらですが、これは毎回心に沁みるワークとなります。

 

ある組織で、社長の番になった時のこと。

一人の社員が進み出て

「いつもお給料をありがとうございます!」

と深々と頭を下げてくれました。

 

この組織はリストラの後でたくさんの「痛み」を抱えており、不満の嵐もあった後のことです。

社長は感極まった様子になり、「ありがとう」と震える声で応えていました。

 

今あるものに感謝して、前に進む。

 

感謝の気持ちはつながりを生み、前に進むエネルギーも与えてくれるものなんです。