ミッシェル•ガン•エレファントの映画を観に行きました。
メンバー四人のうち、二人がもういないという事実を突きつけられながら観るのは辛すぎないか、と少しためらう気持ちもありました。
でも、観てよかったです。
映画は全編、多くをライブ映像で占められており、シートに腰掛けながらも、まるでアリーナで汗を流し拳をあげるファンの一人になったかのようでした。
暗くて静かな映画館の中で、ライブの熱狂と興奮と音の振動を感じ、次から次へと演奏される曲を聴きながら、こんな曲と歌詞を生み出してきたバンドと出会えたことへの幸福感と、もう二度と出会えないという寂寥感に浸りました。
チバさんの片目をしかめ絞り出すようなボーカル、アベさんが微動だにせず正面を向いたまま弦を弾く長い指
ただでさえミッシェルは、哀しい曲調の曲が多いうえに、歌詞はわけがわからない
でも、全ての曲が何度も何度も聴いてきた曲ばかりで、その時々の時代の思い出と共に私の中で生きている。
この映画を作ってくれていてよかった。
番場さんに感謝。